ネットで色々調べてしまう私がいます。
虹の橋へ渡ったという表現が気持ち悪いとか、ペットロスになる人はペットを飼うなとか色々と。
これに関してはそもそもの考え方が私とは違う人なんだろうと思っています。
あくまでも愛玩動物だと割り切れる人はペットロスにはならないんじゃないですか?
私は一緒に過ごしてきた日々の中で愛玩動物だなんて割り切れない人間なので。
今でも寝る前になると涙が出ます。
それでも私はまだ軽度のペットロスだろうと思います。
本当に重症な人は後追いまで考えるらしいので。
ただ、愛猫を看取って、悲しくて時には居ない事がとても辛い。
それでも、こんな思いするなら飼わなければよかったとかもう2度と動物は飼わないとは全く思わないです。
カイは4番目の子でしたが、初めて私から猫を飼いたいと自ら求めて愛護センターまで行って迎え入れた子なんですよね。
それまでの子は野良で私の後をついてきて、もう可愛くて家に招き入れた子だったんです。
どの子もちゃんと家猫になってくれて、元々野良だった事もあり外へ出たがって完全室内飼いは難しく、ご飯の時と寝る時だけ家に帰ってくる子ばかりでした(笑)
それでもその子達も可愛くて、それぞれに良い所もあった。
そんな中、カイは今までの子と違ったんですよね。
外が怖くて、玄関を開けても外には出ない子でした。
臆病で甘えん坊で人が好きで自分から寄って行くような賢い子でした。
普通、猫ちゃんって警戒心が強くて知らない人が家に来ようものならどこかに隠れたりするんだよね(笑)
前に少し書いた、母が飼っていたパグちゃんですが、初めてカイとパグちゃんと会った時、カイは威嚇するどころか寄って行っていました(笑)
パグちゃんも優しい子だったのですぐに仲良くなっていましたね。
カイの譲渡時に愛護センターの職員さんが「この子はサービス精神旺盛な子なんですよ」
と言って私に渡してくれたんですが、あぁ、サービス精神旺盛ってこういう事だったんだ。とクスリと笑った事を覚えています。
夫にもすぐに懐いて2人で大切に育てた子だったんです。
さすがに今はまだ別の子の事は考えられませんが、もしまた縁があれば会えるかなと思っています。
これもし夫が動物嫌いだったら早々に夫婦仲最悪になっていたと思う(笑)
私は子供ができない体なので、ペットを愛玩動物ではなく我が子のように育てて、それでも先に亡くなってしまうのは分かっているけど人間と一緒にするなと心ない言葉を言う人を理解できません。
そういう人もいるんですよと、ペットロスを理解できない人に言いたいです。

そして何度かペットロスを経験してきた私ですが、もし身近にペットロスになっている方がいれば、「泣いてばかりいるとペットちゃんも成仏できないよ」とか「いつまで泣いてんの!元気出して!」とか「一緒にいて幸せだったでしょ?悲しんでばかりいるとペットちゃんが可哀想だよ」とかそういう言葉はかけないであげて欲しい。
その言葉が余計に悲しくなるんですよね。
きっとその人も頭では分かっているんだけど、やっぱり悲しいものは悲しいし、涙を堪え切れない時だってあるんです。
そういう言葉をかけても大丈夫なのはペットロスを克服しつつある人には有効だと思います。
まだペットロス真っ最中な方はもしかしたら泣いてしまうかもという理由で自分からペットちゃんの話はしないと思いますが、もし自分からペットちゃんの話を切り出した時は、ただその人の話を聞いてその人に同調してあげて下さい。
心の中では「理解できないな」と思ってもその人の前では理解できないなんて言わずに、ただ同調してあげて欲しい。
話を切り出したという事は相手の事を信用して切り出したんだと思うので。

誰かに話せば少し気持ちが楽になる事もあります。
でも否定されるともっと深く沈んでしまって塞ぎ込む可能性もあるんですよね。
私の場合は動物好きな夫だったので、私が泣きながら話をしても分かってるよと同調してくれるので、まだ軽度なペットロスで済んだのだと思う。
寧ろカイが亡くなった日、夫も泣きました。
夫が泣くのを見たのは初めてだったので少し驚いたんですが、2人で思いっきり泣いて気持ちが少し軽くなりまして。
話ができる相手がいるのといないのとでは全く違う。
もし話ができる人がいなくて1人で抱え込んでいるなら、もう泣きたい時に思いっきり泣けばいいと思う。
我慢なんてする事ないと思う。
それが人前で誰かが呆れた顔をしていたとしても、そんな事気にする事ないと思うよ。
涙が出るんだから仕方がない。
そして涙が出そうになるのを必死に堪えて我慢すればする程、何故か涙が余計に溢れるんだよね。厄介な事に(笑)
それでも何とか堪え切れたとしても、今度は目が真っ赤になっちゃってもう周りにはバレバレだからね(笑)
どうせバレてるなら素直に泣けばいい。
ペットロスで我慢できずに泣いてる時は私の場合は誰かに声をかけて貰いたいとか優しい言葉を誰かに言って欲しいとかじゃないんだよ。
どちらかと言えば、もう無視していて欲しいくらい(笑)
それでも「どうしたの?」と声をかけてくれる人もいると思う。というか絶対1人は必ずいる。
その時は素直にペットちゃんが亡くなって悲しいという旨は伝えるけど、同調してただ話を聞いてくれるだけで良いんだよね。
今のところ会社では泣いていませんが(笑)
忙しくて涙どころか仕事こなすのに必死w
カイの事を考える暇がありませんがなw
なので家にいると、どうしてもふとした時に涙が出るんだよね。
その時はもう思いっきり泣きます。
シクシクなんてもんじゃなく、もう自分が納得するまでとことん泣く。
鼻水出ようがおかまいなしw
涙が出なくなるまで泣くと少しだけ気持ちが落ち着くので。
夫には申し訳ないと思っているんだけど、何も責めたりもせず、その時は私の背中をさすってくれたり「ほらもう鼻水出てるでー」とか言いながらティッシュを持ってきてくれたり、時には何も言わず近くに寄り添っていてくれます。
何も言わずに寄り添ってって、まるでペットみたいだなとか、わんわん泣きながら心の中で冷静に思ったりするとまたカイを思い出して更に泣くという悪循環に陥る時もあったり(笑)
今はこうやってカイの事を思い出してブログを更新していても涙は出なくなりました。
こうやってペットロスは克服していくんだなと改めて思う。
思っていた程長引く事はなさそうだなと自己分析しました。
それでも49日まではカイの事を偲ぼうと思います。
まだ、カイの事で完全に涙が出なくなったという訳ではないので(苦笑)