やっぱり普段いた子が突然居なくなるのは違和感がありますね。
私の事だから一日中泣いてるんじゃないかと思っていましたがそんな事はなく、普通に会話をしたりはできるんですが、ふと突然悲しくなり涙が出る感じです。
いつまでも悲しんでいたら愛猫が成仏できないと言うけど悲しいものは悲しいし、泣かないでおこうと思っていても涙が出てくるんですよ。
甘えん坊な子だったから今でも私の足元にまとわりついているんじゃないかとかそんな事を考えて涙が止まらなくなります。
火葬は合同にしました。
遺骨を置いておくべきではないと判断したのと、甘えん坊だったから他の子と一緒の方が寂しくないだろうと思って。
私としてはお骨を手元に置いておきたかった気持ちもあるんですが、余計に成仏できない気がして最後のお別れをする時に少しだけ尻尾の毛を切って置いています。
もしかしたらこれもダメなのかもしれないけど、せめて毛だけは持たせてねと声をかけて拝借(苦笑)

カビないようにちゃんと乾燥剤を入れて保管しています。
ペットちゃんは死んだ後、暫くは自分が死んだという事が分からなくて家にいるらしいので、49日経つまではお水とご飯とちゅーるをいつもの場所に置こうと思います。
ペットと言っても私としては大切な家族だったので、これを見て「たかがペットに馬鹿なんじゃないの?」と思う方もいると思います。
でも犬にしても猫にしても鳥にしても最初は『飼う』という気持ちで家に招き入れたのに、いつの間にか家族の一員になっているんですよ。
可愛くて時には腹が立つ事があっても、やっぱりそっと側に寄り添ってくれるんですよね。
凄く健気だと思います。
ペットロスをただの精神病という人もいますが、私はそうは思えない。
中には病気になったからとか歳をとったからとかそれだけの理由で保健所へ連れて行ったり捨てたりする飼い主さんもいると聞きます。
そういう人ははっきり言って動物を飼う資格がないと思う。
二度と飼うなと言いたい。
ちゃんと最期まで面倒を見る。だからこそのペットロスだと私は思います。
私は愛猫が突然体調が悪くなり、慌てて病院へ駆け込んで診てもらったら、心筋症と腫瘍でもうあまり長くないと宣告されて、そこからもう涙が止まらなくて、その時に夫から「まだ生きてるんやから泣いたらカイに失礼やで」と言われ、ハッとしました。
それでも日に日に弱っていって辛そうな愛猫を見る度に私も辛くて何度か愛猫のいない別の部屋で泣きました。
唯一救われたのは強制給餌をしない選択をした事を悩んでいたけど、最期は苦しむ事なく眠るように天国へ行って、穏やかな表情を見た事です。
私の選択は間違ってないよーって言ってくれたみたいで。
もしかしたら無理にでもご飯を食べさせて、無理にでも薬を飲ませていたらもう少し長生きができたのかもしれない。
でもね。もう余命宣告をされていて、心筋症は治せませんと辛そうに言った先生は多分この子が後数日で亡くなるという事を分かっていたんだと思う。
それでも心臓の薬を処方してくれて、私がもう少しもう少しと望んだから。
この望みがこの子の苦しみを長引かせるだけになるんじゃないかって。
そう思ったら、嫌がっているのに無理矢理なんて出来なかった。
だから私の選択は間違ってない。この子の最期の表情を見て確信した。
最期まで一緒にいて、ペットロスにならない方が少ないと思う。
やっぱり寂しい。
会いたい。
ご飯の時間になったらいつも催促しに来て足をすりすりしていた事とか、寝る時間になったらいつも私の膝元に来て早く寝るよーって私を見上げてきたりとか、本当甘えん坊で賢い子だったんだ。
駄目だ。この文章打ってる今も涙が出てくる。

私が泣いている事で愛猫が心配して成仏できないって分かってる。
分かってるけど悲しいんだから仕方ないじゃない。
涙が出てくるんだから仕方ないじゃない。
早く吹っ切れるんなら私だって吹っ切りたいよ。
でも無理なんだよ。
どうにもできない。
あの子の存在がいかに大きかったか思い知らされるだけ。
楽しかった思い出も思い浮かべても泣けてくるだけ。
今はまだね、あの子の事で笑いながら話をするのは無理。
どうやっても泣けてくる。
代わりの子なんてまだ考えられないし、新しい子を迎えたとしても、『代わりの子』なんてその子に失礼過ぎるし。

そういえば、今まで家族に迎えた子はカイを含め猫ばかりなんですが、別に狙った訳ではないのに偶然にも男の子ばかりでした(笑)
もしかしたらカイは1番最初の子から生まれ変わって何度も私に会いに来てくれていたのかなと今になって思う。
歴代の猫の中でもカイは特に甘えん坊でしたが(苦笑)
うん、最初の子も甘えん坊だったけど、最初の子より輪をかけて甘えん坊だった(笑)
人が好きで誰にでも擦り寄っていく所とか世渡り上手なのは最初の子にそっくり(笑)
あぁ、もしかしたら最初の子の生まれ変わりだったのかもしれない。
カイで4番目の子だったけど、今までの子の事を忘れた訳でもなく、それぞれに良いところは沢山あった。
でも不思議とカイがいた時は最初の子と比べた事なんて一度もなかったんだよね。
今思えば、似た部分が多いなと。
やだなもう。全然気づかなかったわ(笑)
でも比べるのもその子に対して失礼だし、生存中に気付かなくて良かった(笑)

今はまだ悲しいけど、また私に会いにきてほしい。
きっと私は猫のいない生活ができない体質らしいから(笑)

文字を綴っていて気持ちが少し落ち着いた。
明日からまた頑張ろう。