胸水を抜いたのは今日で2度目。
外に出るのも怖がるような完全な家猫でまだ10才のオス猫です。
心筋症と腫瘍でもうあまり長くないと宣告されて涙が止まらない。
なんで。まだ10才なのに。虹の橋を渡るのは早すぎる。
1度目は麻酔が切れたらご飯もモリモリ食べて水もガツガツ飲んでいたのに2度目は最初に水を少し飲んで、大好きなちゅーるに薬を混ぜて食べさせたら綺麗に完食した。
でもフードは食べない。
元気がなくてあまり動かない。
もしかしたらまた水が溜まってきているのかもしれない。
今はそっとしておくしかできなくて辛い。
でもふと考えるのは、きっとこの先胸水は抜き続けなければいけない。
それがどれだけ猫の身体に負担がかかるのか。
同時に心筋症の為にこの先、下半身の足が麻痺して動かなくなる可能性もあると先生に言われて、今は普通に歩けていて、身体の負担も考えるともう胸水は抜かずにこのまま虹の橋を渡らせてあげる方がこの子にとってこれ以上苦しめなくて良いのかもしれない。
開口呼吸をする時は本当に苦しそうで、命の危険で相当危ない。だから胸水を抜いてあげないと死んでしまう。
でも何度も何度も開口呼吸をする程に苦しんで、その度に水を抜いて、また水が溜まって開口呼吸で苦しむ。
この苦しみからもう解放してあげる方が良いのかな。
でも、苦しんでいても必死に生きようと頑張っているんだよね。
そう考えると、どちらが猫にとって良いのか私には分からない。判断できない。
延命治療して無駄に苦しめるのか、治療は行わずこのまま楽させてあげる方が良いのか、わからない。

毎晩、冬になったら私の布団の中に入ってきて私の腕に顔を乗せて寝て、夏は布団の上で私の足の間に挟まるように寝て、毎朝私の顔をベロベロ舐めて起こしてくれるのを思い出して涙が出てくる。
どちらの選択をするにしろ最期のその時までめいいっぱいの愛情を注いで、なるべく穏やかに過ごせるようにしてあげたい。
そしてまだ猫は生きているんだから私も泣かないようにしないと。