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東洋ゴム 防振ゴム検査不正

大阪市の「東洋ゴム工業」が鉄道車両や船の振動を小さくする「防振ゴム」という製品を検査データを改ざんするなどして出荷していた問題で、会社が追加調査した結果、すでに公表したものとは別に検査で不正が行われた製品2880個を出荷していたことが新たに判明したと公表しました。
「東洋ゴム工業」は、今月14日、鉄道車両や船のエンジンなどの振動をやわらげるための「防振ゴム」という製品で、検査データを改ざんするなどの不正が行われた製品を出荷していたことを公表し、追加調査を続けていました。
会社はその結果を記者会見で公表し、それによりますと記録のある平成11年以降で検査で不正が行われた製品2880個を出荷していたことが新たに判明したと公表しました。
これらの製品は鉄道車両の窓と変圧器に使われるゴムで、不正の内容は検査データの改ざんや不適切な方法で検査をしていたというものだということです。
ただ検査で不正が行われた製品の総数については、この問題の最初の発表で189種類8万7804個としていましたが計算に誤りがあったなどとして、平成11年以降で83種類4万6646個と修正しました。
会社は問題の製品について第三者機関による強度や耐久性などの検査を進めるとともに、再発防止策を12月中旬をめどに公表するとしています。

(NHK大阪 2015年10月30日20:16)

くろしお さよなら381系

旧国鉄の時代から40年近くにわたって特急「くろしお」として和歌山と大阪などの間を走ってきた381系と呼ばれる車両が30日で引退し、最後の列車の始発駅、新宮市のJR新宮駅では、訪れた多くの人たちが別れを惜しみました。
381系は、速度を落とさずにカーブを通過できるように車体の傾きを大きくして走る特殊な構造で、昭和53年10月に特急「くろしお」として採用されました。
当初は、ベージュに赤いラインでしたが、平成10年からは雄大な太平洋をイメージした「オーシャングリーン」と呼ばれる塗装の車両が登場し、和歌山県内と大阪や京都を結んで走ってきました。
しかし、40年近くがたって徐々に新型車両への移行が進み、JR西日本では30日をもって、この路線から381系を引退させることになりました。
最後の列車の始発駅となる新宮市の新宮駅では式典が開かれ川本保彦駅長が「381系はきょうで引退します。長い間、ありがとうございました」とあいさつしました。
このあと、午後5時32分に新大阪行きのくろしお34号が出発すると、ホームに集まった多くの人たちが見送っていました。
大阪から訪れたファンの1人は、「小さいころから見ていた車体で思い出深い。当たり前だった列車が引退してしまうのは寂しい」と話していました。
381系の引退のあとは、287系や289系といった新しい車両が特急「くろしお」として運行します。

(NHK和歌山2015年10月30日 20時24分)

これが例えば毎日放送の手にかかると、
「クリーム色に赤いライン 「国鉄色」の特急 定期運行終える」
というタイトルで、福知山線・山陰本線「こうのとり」「きのさき」などの車両変更のほうに焦点を合わせた報道となります。

広電社員が ミャンマーへ

公共交通機関の整備が課題となっているミャンマーで、広島電鉄から譲り渡された路面電車が来月から運行されるのを前に、広島電鉄の社員が運行方法などを指導することになり、2015年10月27日、現地に向けて出発します。
広島市に本社がある広島電鉄は今年7月、昭和25年と昭和38年に製造された中古の路面電車3台を、急速な経済成長で交通渋滞が深刻化しているミャンマー最大の都市ヤンゴンにむけて搬出しました。
路面電車は、来月中にヤンゴン市内の中心部に近いおよそ3.5キロの区間を走る見通しで、ミャンマーでは初めての電車となります。
運行開始を前に、広島電鉄はミャンマー側の要請を受けて、路面電車の運行に関わる車両課の課長や係長など3人を派遣することになり、3人は27日、現地に向けて出発します。
3人は来月上旬まで現地に滞在し、車両に正しく電気が流れているかを確認したり、運行方法を指導したりするということです。
政府は、国内での道路や鉄道などの整備への需要が減少していることから、海外でのインフラの整備を政策の柱の1つとしていて、広島電鉄の社員が今回現地に向かう費用は、国土交通省が負担するということです。

(2015年10月27日08:12 NHK広島)

1.17 早朝の地下鉄運行 1回限り

神戸市交通局は阪神・淡路大震災から20年となったことし1月17日の追悼行事にあわせて、早朝に地下鉄の臨時運行を行いましたが、通常ダイヤに影響を及ぼすおそれがあるとして来年は臨時運行を行わないことを決めました。
神戸市中央区の「東遊園地」では、毎年1月17日の早朝、震災の犠牲者を追悼するつどいが開かれ、地震が起きた午前5時46分に黙とうをします。

しかし、神戸市郊外の住宅街と、つどいの会場に近い三宮駅を結ぶ市営地下鉄「西神・山手線」では始発電車に乗っても三宮駅に到着するのが午前6時前で、黙とうに間に合わないことから、神戸市交通局はことしの1月17日、通常の始発より1時間近く早い午前4時13分に出発する臨時電車を運行しました。

この臨時運行について神戸市交通局は、「通常ダイヤに影響を及ぼすおそれがある」として来年1月17日は運行しないことを決めました。

臨時電車の運行は、1人でも多くの市民がつどいに参加出来るよう市民グループが署名を集めて運行を求めていたもので、ことしの臨時電車はおよそ900人が利用しました。
神戸市交通局では「臨時電車の今後の運行は改めて検討したい」としています。

(NHK神戸 2015年10月19日 19時02分)

900人が早朝4時台1日限定の臨時電車を利用したという素晴らしい実績。
これを無駄にしないような工夫はできないものなのでしょうか。
「通常ダイヤに影響を及ぼすおそれがある」ならば、「震災黙祷ダイヤ」を組めば良いのではないでしょうか。
その程度のノウハウを神戸市交通局が持ち合わせていないとは信じ難いです。
早朝4時台に1本だけ運行することに纏わる効率の悪さや経費増が、取りやめの理由ならば、それを正直に公表して、コストを何処が負担しあうべきなのかを議論すれば良いと思います。

神戸新聞などによると、ポートライナーと六甲ライナーの始発を繰り上げた神戸新交通も、来年1月17日の実施は「現時点で考えていない」そうですが、こちらも再考を求めたいです。

LRT 吉備線への導入 議論促進を

JR吉備線への導入が検討されている、LRTと呼ばれる次世代型の路面電車をめぐり、総社市の片岡市長が岡山市の大森市長と会談し、事業の実現に向けた議論を促進することで確認しました。
19日は、総社市の片岡聡一市長が、岡山市役所を訪れ、9月の市長選挙で公約に掲げた、吉備線のLRT化の実現に向けて協力を求めました。これに対し、岡山市の大森雅夫市長も「JRとともに前向きに議論していきたい」とこたえました。
LRTは乗り降りしやすい路面電車タイプの新しい交通システムで、JR西日本と岡山市、それに総社市では、住民の利便性向上などが期待されるとして吉備線への導入を去年から検討していますが、初期投資の費用はおよそ160億円かかるということで、3者の費用の負担や役割分担などについて協議が残されています。
両市長の会談は、およそ30分間、非公開で行われ、今後の議論のスピードアップをはかるため、議論のスケジュールを両市で具体的に詰めていくことを確認したということです。
総社市の片岡市長は「実現には難関があるが議論を前向きに進めることで合意したことは大きな成果だ」と話していました。

岡山市の大森市長は「LRTの必要性、重要性で認識が一致した。
JRとの協議方法を含めスケジュールを調整していきたい」と話していました。

(NHK岡山 2015年10月19日 20時39分)

「今後の議論のスピードアップをはかるため、議論のスケジュールを両市で具体的に詰めていくことを確認した」そうですが、取り組みがあまりに遅いという事を、互いに反省することが必要だと思います。
より良い公共交通の実現に向け、トップダウンと市民の盛り上がりの両輪で前進することを期待します。

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