回追想起

まずは『鬼物語』。


今回の話で、私、『猫物語(白)』の裏で起きてたエピソードを全部明かしてくれると思ってたんだけどさ。
そんなことは無かった。
チクショウ。


ということは、次の『憑物語』でそのエピソードが明かされるのだろうか。
「怪異は語り部にならない」というルールがある以上、余接ちゃんが語り部にはならないだろう。
もしくは、影縫さん視点も有り得るかもしれないが、多分無いだろうな。
とりあえず、期待しよう。

内容は、もう。
ルール違反はいけないという道徳塗説。って言い方は多分間違ってるけれど。

違反者は裁かれる、みたいな。

真宵ちゃんとのお別れの話。

いや、確かに、『傾物語』で真宵ちゃんよりも忍との冒険しまくりって感じだったから、それが入れ代わってるのもありえないとは言えない話だし。

ただ、自分が存在する理由を、自分で否定するというのは、自分を消してしまうことになるのかもしれない。

でも、人間は永遠に道に迷う迷い子なんだけどね。


…ってか、『花物語』に真宵ちゃんって出てなかったっけ？
記憶違いかしらん。



そして『恋物語』。


まさかの貝木。
語り部も、ひたぎさんの頼った存在も。
何故貝木。まさかの貝木。

すごく回りくどい言い回しが多かったので、本当に話半分で読み流した感覚がある。

それでもまぁ、疑うことが面倒だったから全部鵜呑みにしたんだけれど。
貝木に言われた教訓が、何も活かされてないね。へけっ。

で、恋。恋。恋って、そんなに綺麗で強いものじゃない。
素敵で輝いてるものじゃない。
でも、目が見えなくなってしまう厄介なものだ。

誰もが、いつかの恋や、現在進行形の恋に、縛られたり、成長したり、堕ちたり、狂ったり、信じたりして、それで傷付いて傷付けられて幸せになって不幸せになる。

でも、そうやって、生きることに足掻くんだよね。


撫子ちゃんについて。
いや、漫画大好きだとは思わなかった。本当に、彼女がひた隠しにしていたシークレットなんだなってくらい、唐突に出てきて。
貝木と撫子ちゃんが最後に相対してる決着のシーンで、かなり胸に来てさぁ。
やっぱり、こないだ上げたお話を書き上げてから読めばよかったと思った。
絶対に、この話に引っ張られたと思う。
それくらい、貝木が“当たり前”のことを言ってくれた。
撫子ちゃんが“人に言えない心”を言ってくれた。

年齢差くらいでいえば、本当に親子みたいな年齢差だろうから、進路に悩む子供に説教する親みたいなカンジで。

これが青春。

当たり前で、当たり障り無い、青春。
叱ってくれる人がいるって、本当に幸せ。
注意をしてくれる人がいるって、本当に幸せ。


阿良々木君は、結局誰にでも優しい人だから、自分が付けた傷がわからないんだと思っちゃうな。
だからみんなに好かれるんだろうけど、責任は取らないとねぇ。




はてさて。


セカンドシーズン『傾物語』からその存在を示している“忍野扇”ですが。
結局、何者、いや、何物なんでしょう？
『花』では、性別まで変わってます。
そして、周囲にその存在を曖昧に認識させながら、引っ掻き回したり引っ張ったり何もしなかったりして。

『終物語』では、扇ちゃんのどのような話が語られるのでしょう。
きっと、語り部は阿良々木君でしょう。
きっと彼女は、ソチラ側の存在だから。


ひたぎさんの語り部も読みたかった！実に読みたかった！



とりあえず。

『傷物語』→春休み
『化物語』→春〜文化祭(６月)
(『猫物語(黒)』→ＧＷ)
『偽物語』→夏休み
『傾物語』→８月２１日(始業式と仮定)、１１年前
『鬼物語』→８月２１日〜２３日
『憑物語』→８月２３、２４日
(『猫物語(白)』→始業式頃)
『囮物語』→１１月
『恋物語』→１月
『終物語』→２月〜３月？
『続終物語』→２月〜３月？
『花物語』→４月だっけ？

みたいな時系列でいいのかな。
『物語シリーズ』は。

まぁ、残りの三冊にも期待です。



……『ろうかゴッド』は出るのかな。