昨日に記した通り、麻雀が強くなりたいと気持ちが切り替わったので、この連休中に雀荘に行ってみようと決意した次第です。特に予定も入らなさそうだし。
ゲームや、観ているだけじゃ限界がある。やはり実戦してみたいと。何よりも、何年かぶりに牌をちゃんと触った麻雀がしたくて仕方がない。よって、もう雀荘に行くしかない。

 家から一番近い(と言っても車で30分はかかる)雀荘はセットのみ。その他行ける範囲の雀荘もセットのみ。
岐阜大垣にフリーもあるけど初心者が行ける雰囲気じゃない。何よりサイトに行っても更新が止まってるから果たしてやってるのかもわからない。あとレートがわかんねぇ……。出来ればノーレートが良いんだけどなぁ。
となると、名古屋かなぁ。調べたら初心者オッケーのお店は結構あるし、あんまり意識したことなかったけど名駅近くにこんなにあったのか。ノーレート店があるかは不明だけど、まぁ仕方ないか。
とりあえず初心者オッケーなお店を適当に巡ってみる感じかなぁ。


 あれこれ考えていた先週。原プロのツイッターに、ある情報がかかれておりました。5月5日のにゃおのゲストはウッチーであると。
…………。
……。

 どうせ行くなら名古屋も東京も変わらない。ということで、東京行きを決めました。特に関東圏の人にこの発想はびっくりされるけど、何か趣味がある地方民はどこでも行くよ!行く理由がコミケか、ライブか、イベントか、それ以外かの違いなだけ。

 しかしギリギリすぎて新幹線が昼間出発しか指定席空いてねぇ。自由席は……行きに立ち乗りで東京までってなったらキツイ。
そして到着夕方で日帰りは無茶である。よし、泊まりにしよう。なんとかホテルは空いてたし。あ。でもいつものとこじゃなくて、前に一度泊まったとこにしようかな。こっちの方が料金安いし、たぶんにゃおさんからも近いはず。
んで、翌日に雀荘巡りで良くね?なんせ東京なら雀荘の数は桁違いなうえに、初心者オッケー、ノーレート店もたくさんある。絶対ありがたいー!

ただ、にゃおさんはノーレート店ではないんだよなぁ……雀荘初めましてにはハードル高すぎる気はするけど、前に行った時は何も出来なかったし、売り上げに貢献するには行くしかない。東京で、神田駅前でしょ!?家賃だけでどんなけかかっているか想像するだけで恐ろしい……売上貢献して松岡プロと原プロに恩返しなのです。
えーと……ネットで調べた結果、なんとか15,000円持っていけば2ゲームは遊べそうな感じ?そして小銭に崩していけば良いんだな。うん。わかった。

 ひとまず新幹線でも点数計算勉強。うーむ……時間かければ答えられるレベルにはなったけど、みんな瞬時に点数言ってるよなぁ。これ絶対実戦でパニックだな……。



 調べたらにゃおさんからホテルまで思った以上に近かったので、先にホテルに荷物を置きに行くことにしました。頑張れば歩いて行ける距離です。蔵前から秋葉原まで歩いたこともあるし、最悪電車が止まっても問題ない。
ひとまず最寄りの駅に着いて……ちょっと泣きそうになりました。……この駅って、昔東京旅行をして伯父さんの家に泊まらせて貰った時に降りた駅だ……まさか、麻雀をやるためにこの駅にやってくる日が来るなんて……。
前にこのホテルに泊まった時は、ホテルの反対側の最寄り駅から来たから気づかなかった。

それに……まさかまたにゃおさんに行くことになるとは思わなかったなぁ。最初で最期だと決めていたからこそ行ったはずだったのに。人生何があるかわからないわ。本当に。

 ちょっと感慨に浸ってから神田に出発。……いや、さっき電車で神田通り過ぎたから、厳密には神田まで戻りました。
えーーーーーーーと…………にゃおさんはどこだっかな…………。
いや、今回の私にはスマホがある…………!前回のこの迷子の影響でスマホにしたくらいだから、今回は大丈夫!
……多少ぐるぐるして無事に着きました。よ、よし。
よしは良いけど、いかん、緊張が半端ない。ちょっと神田駅周りをぐるぐるしてから行こう。地理を覚えるためにも。迷子になるのはその土地の経験が足りないからだし!目に焼き付けないとです。

 歩く度に地理が変わるなぁ(錯覚)とか考えてるうちになんとか緊張もほぐれたので、エレベーターに。朗らかなお姉さんとエレベーター一緒になって和みました。5階で降りてったけど、5階はなんだろ?
そして6階に着いたけど、相変わらずハードルが高い入り口をしてはります。ノックか?ノックして良いのか!?前どうやって入ったっけ!?
いや、私はこの雰囲気の入り口があるところによく行くようになったじゃないか。そう、ここは土木事務所ないし県税事務所だ。今、私は仕事でここに来ている。だから何も迷うことはない!※迷想中
ひ、ひとまず入ったら原プロを探そう。松岡プロは今日はもういらっしゃらないはずだから、まずは副店長さんである原プロだな。よし、お邪魔しますー……。

 原プロは見つけました。えーと、用件を言…………何故カウンターにウッチーがいるのか…………。なんだろうこのデジャブ。
原プロに話をしたら、ウッチーがカウンターから出て来ました。
「また遠くから……」
「…………遠くから…………?」
「え、遠くないですか?」
違う。『遠い』に疑問を持ったんじゃない。
『私を見て「遠い」という発言が出たこと』に疑問を持ったんだ……!それはつまり
「……名乗らなくてもバレていますか?」
「はい、一目でわかりましたよー」
半年前に一度会っただけだと言うのに、記憶力の良い人はどういう脳内構造をしているのか……。物覚えの悪い私にもその構造が欲しい。

 とりあえず、私が来る直前までは結構混んでいたらしい。その展開半年前と同じや……!私来るタイミング悪いのか……?

それから少し話して本題を。
もしも、雀荘経験どころかまともな実戦経験もない、点数計算もまだ出来ていない、勝率も低い、そんな奴でも可能であるならば、内川プロと対局させて欲しいと。
前回来た時とは心境が全然違う。前回は対局する気なんてさらさらなかった。ウッチーの対局を見たいとは思ったけど……あの時は新幹線の時間が来たから話しただけで帰っちゃったし。が、前回のミスは全部直した……はず。泊まりで時間に余裕を持たせる。そして、ちゃんと対局を希望する。
ありがたいことに承諾して頂けたので、先の予約のあとに対局して頂けます。

と、その前にウッチーはご飯タイムみたいなので、パソコンから流れてたがらくたチャレンジマッチをガン見です。これ原プロ出てたから一部は観てるんだよなぁ。帰宅した時点で太田プロがとんでもねぇ点数持ってたからびっくりしたっけ。
点差とか考えた打ち方とかはまだ考える余裕がないので、ひたすらに河の勉強です。打ち方も勉強してるけど、実戦では河読みが大事なんだと思うから、ひたすら頭に叩き込みです。
……そういえば、私今日は朝ご飯しか食べてなくないか……?昼食取るの忘れてた。自覚したらおなかすいた……。
と、原プロがウッチーのプリントケーキを持って見えました。ウッチーは明日誕生日なので、私が来る前にケーキ出してお祝いがあった様です。
「食べませんか?」
「えっ、良いんですか?」
「はい、食べてください」
おなかがすいてたので、遠慮なく頂きました。なんか思い切り名前あるところ貰っちゃったけど良いんだろうか……。顔はご本人が食べてました。
おー、こういうプリントケーキとかって味はそっちのけなのかと思ったら、かなり美味しいぞ。……はっ!?東京だからか!!いかん、つい岐阜の調子で物事を考えてしまった。東京のケーキ屋が味そっちのけにするわけないじゃん!もー、発想から何から田舎者丸出しで嫌になっちゃう。
あっ。でもロワゼットのケーキは美味しいぞ!ただ、ケーキも良いけどキャラメルアイスを食べるんだ……!私はロワゼットのキャラメルアイス超えるアイスを食べたことがない。それくらい衝撃の美味さです!
なんてことも考えながらがらくたチャレンジマッチをガン見してたら、いつの間にかウッチー対局しに行ってた。たまに発揮する周りをシャットアウトする集中力をなんとかコントロールしたい。


 ここで原プロからルール説明がありました。
まずはレートの説明です。まったくもって意味がわからない。日本語なのに日本語でオッケー状態です。
その後の麻雀自体のルール説明とマナーはだいたいわかった。マナー部分は事前に勉強もしてたし。でもなんつーか……格闘倶楽部プレイで気にしなくて良い部分が、だんだん混乱してきました。やっぱり実戦は違うなぁ。

そもそも自動卓が初めてなので、空いてる台で実際に説明を受ける。
そっか。もう配牌は自動で配られてるから、親の第1ツモから始めれば良いと。ちょんちょんがいらないのね。おお。この配牌良い手だなぁ。
…………あれ?
「牌って時計回りなんですね……!」
「えっ?」
「親回りと逆……」
「逆……?」
「親は反時計回りに移動しますよね」
「あ……はい、そうです。その通りです」
いかん、アホな質問で混乱させてしまった……。
しかしあまり意識してなかった……格闘倶楽部は手元に牌がやってくるもんだから、どこからツモってるかとかないし、対局を見るときもわざわざ山から取るのところは見たりしてない。手配や河ばかり。だから、こんな当たり前がわからなってた。あと、自動卓だと山の形が違うから、余計に混乱しちゃったのかも。
その他、格闘倶楽部プレイしてるときは出てこない言葉も遠慮なく聞いて、いざ対局です。
あー、あとは実戦で鳴いたことないから不安だなぁ。鳴きも強く意識しないと。

 店のど真ん中の卓でやるのか。緊張するなぁ。
しかも良かれと思って(?)か起家だそうな。私にはよりによって起家状態ですが。起家は苦手だー。だから頑張らないと。
緊張しすぎて1ゲーム目の記憶は断片的にしか覚えてない。お茶飲もうと思っても手の震えが凄かったお茶飲むのはやめました。点数計算は案の定頭が真っ白になったので、即座に点数言ってくれる皆さんにお任せしましたすみません。

嶺上開花あがったのはいつだっけ……。ドラ含みな7萬8萬待ちか、14725索待ちか。どう考えても迷わず5面待ちにするべきだったけど、いかんせん多面待ちは正確に上がり牌がわかっているか自分が信用なりません。
ただこれまたお言葉に甘えてゆっくり考え打てたから、ちゃんと上がり牌を把握して、ドラ8萬切りリーチしました。6萬暗刻だったし、なんとなく78萬も溢れてくる気がしなくはなかったけども。
そしたら4枚目の6萬が来たのでカンをしたら、5索がやってきたので嶺上開花上がりです。おーリアル嶺上開花初めてだー!
東場のうちに何回か上がったはずなのに、これ以外があまり思い出せない……五万点超えてたから、まだもっと何かしたはず。
そんなこんなで、最初のゲームはダントツトップで、ウッチーを撃破したという……なんでしょうか、この、恩を仇で返すスタイルは……。

 勝ちたいとは思っていたから、もちろん嬉しいです。ようやく……格闘倶楽部含めると20回目の対局で初めて、心から勝ちたいと思って対局に臨み、ちゃんと撃破できた。一昨年まで格闘倶楽部でウッチーが2位以上取ったところを見たことがなく、私がトップ取ることもありましたが、でも、一度たりともウッチーに勝ったと思ったことがありません。自分の勝負への気持ちの問題もあったけど、実際、撃破出来ていなかった。私が他家から上がり、ウッチーは他家のツモ上がりとかで親っかぶりに遭い、結果的に私がトップ、ウッチーがラスになっていただけ。だから、私が撃破したとは言える対局は恐らくないはず。
でも、これはちゃんと勝った。……なのに対局内容を思い出せない。その理由は2ゲーム目が印象的だったからでした。

 2ゲーム目は私はラス親です。うんうん。ラス親は安心するねぇ♪
1ゲーム目もだけどちょいちょい放銃もしてます。ただ、2ゲーム目は常に最下位のまま進んでます。そしてウッチーの副露率が思い切り上がった。1ゲーム目ラスだったから、本気で勝ちに向かってきてるのは感じ取れます。
なんとか当たり牌を掴んでも放銃を避けたりしましたが……気になったことがあったから、1局だけ要らないものの危なそうな牌をダメ元で突撃してみたり。案の定放銃したけど、一応、あんまり大きな手ではなさそうだったから突撃してみたです。ふむふむ。やはりその河は当たり牌を誘う罠なのか。頭に刻み込みます。
それにしても、実戦だと相手の手配が見れないから、ちゃんと河読みが正しいのか正解がわからないなぁ。私の記憶力がないから、後から聞くことも出来ないし。

 なーんてやってるからダントツ最下位のまま南2局ですよ。親のウッチーから先制リーチ入りました。しまったなぁ。危ないと思って要らないドラの六萬持っちゃったよ。河からして危ねぇなこれ。でもウッチーがツモ上がりしたら点数次第で私飛ぶよなぁ。
と、上家から八筒が切られました。これをチーしたら喰いタンドラ1のテンパイです。しかしドラを切らなければなりませぬ。
どうしますか。とても勝負するような手じゃないけど、そもそももう後がない。どうせ飛ぶなら振り込んでも一緒だし、そもそもこういう時に勝負に行けず何度負けたことか。そして、こういう時に勝負に出る人を私はずっと見てきたのです。なので行きます!
私がドラを切った瞬間、上家の方が大きく反応をするから、とてもビビった。なにやらお手上げと……?何に?
それからウッチーが切って二筒で私の上がりです。しょぼい上がりだけど、これは私には大きな価値があります。逃げずにちゃんと挑めた。
なお、ウッチーの親が流れたからと上家の人にとても感謝される。ちなみに上家の人は六萬来たから八筒切って降りたんだそうな。だから直後にドラ勝負した私にびっくりしたらしい。……お手上げて私に!?たぶん、一般的には私は無謀以外の何者でもないと思う。
し、感謝。……私は、果たして貴方に感謝される人間だろうか。私は貴方の味方なのでしょうか。私はドラ勝負に行くくらいに、勝ちに行こうとしているのです。最下位でラス親を向かえる人がいるならば、オーラス前に潰した方が良いもんじゃないのかな。

そして迎えたオーラス。
配牌を開いてびっくり。發が暗刻。東が対子。赤ドラ二つ。赤活かせる手配。……發ドラじゃないか……!?前に發ドラの時は、ドラ意識してなかったから即座に切るという痛いことしてしまったのに、私の元に来てくれたですか。
これで配牌で跳満確定です。次は好配牌を生かせない自分に勝ちたい。そして東が出たら一鳴き。チーもする。早く完成させないと絶対間に合わない。
予定通りに東を鳴く、そしてチーしてテンパイ。カン六索待ち。待ちが微妙に見えるけど、特に早くに五索を切ってる上家の方は六索要らなさそうなんだよなぁ。
ここで五萬が暗刻になったらどうしようかなぁ……と思ったら、マジで暗刻になってしまった。これは……困ったぞ。待ちが五索か、六索か、七索か……。出来れば六索のままが良い。でも、何よりも五萬が切りにくい。
もう迷惑承知でとにかく悩みまくりました。考えた結果、振り込んで良いから上がりたい。上がりやすさは断然六索だと思うんだ。だから、六索で待つ。
無事通ったうえ、読みは間違っていなかったみたいです。上家から六索が切られました。2着にから上がって私が2着に浮上しました。しかもトップが見える。すみません。やはり私は全然味方じゃなかったです。恩を仇で返しまくりです。

一本場の配牌は良くもなく悪くもなくだから、安い手で更に連荘を狙いたい。早い手はどれだろうと考えてる間に、対面から気合の入った打牌とリーチの声。……ウッチーがダブリーをしおったよ……。
しかも私は自分に必死で見てなかったけど、ツモ切りリーチです。つまり配牌テンパイです。気合入った打牌かと思ったら、地和じゃなかった悔しさの打牌でした。ちなみににゃおさんでは人和は倍満です。まぁ、人和が役満でもダブリーだろうなぁ。
さて。せっかくトップ目指せるところでのダブリーはまったくもってピンチです。でかいのツモられたら親っかぶりもするし。直後の捨牌からして、上家も下家もしばらく様子見かな。
えーと……格闘倶楽部とかでは一発でダブリーに振り込むということが多々あるけど、これはリアルな麻雀です。そんな魔法なんてありません。何を切っても刺さる確率はだいたい一緒。じゃあもうリーチ入ってることは気にせず普通に打とう。
ある程度河が満ちて来たら警戒するけども。……全然ツモらないなウッチー。待ちが全然わからん。
そうこうしてるうちに、ついにテンパイ入りました。なんでしょう。無意識に作り上げてた七対子。やはり最後に私を助けてくれるのは七対子なんでしょうか。
さて。助けてくれると言っても最後の選択は私自身です。五萬で待ちますか?九萬で待ちますか?
セオリーだと九萬。赤がある麻雀だから五萬待ちはキツイ。そもそも通るかわからない。ウッチーが六萬切ってるから九萬の方が通りやすそう。
しかし今日は振り込むよりも上がりやすさを選んでここまで来れた。では、私の選択はこれしかない。五萬切ってリーチです。出上がるにはこの選択です。ちょっと動揺する三名がちょっと面白かった。
そして一発で私の手にやってきた牌を見て、わたしがとても動揺したよ……まさか五萬をツモるなんてそんな馬鹿な……!さっきの五萬の逆襲なのか……!?
結局ウッチーがツモ上がりました。安くて助かったー。
集中してあまり意識してなかったけど、後ろで見守ってくれてた店員さんが「五萬だったら逆転だったね」しみじみ呟いていらした。いやー、ホントですな。でもどんなけ悩んでもダマでも九萬で待ったかなー。ダマで五萬とか絶対出ないもん。ダマで上がり逃しの方が痛かったから、今回はこれがベストだったと思う。
現に、手配オープンしたらと言われたから出したら、九萬はあると言ってもらえたし。そう言ってもらえると嬉しいなぁ♪なのに恩を仇で返しまくったけどな!すみません……。


 それにしても楽しかったなぁ!牌に触ったの何年ぶりだろ。嬉しい、楽しい!やっぱり楽しい!格闘倶楽部も好きだけど、リアル麻雀楽しい!

 お店を出てからホテルに着く前に、ホテルの最寄り駅周辺をうろちょろして、いろいろ浸ってました。あ。夜遅かったけど、人結構いたから何も問題ない。

伯父さん。やっぱり麻雀て楽しいね。
いつかまた遠い場所で会えた時に誉めて貰えるように、私もっと頑張ってみるよ。













 本日の添付は、モバマスの小春ちゃん。
ヒョウ君描くはずだったのに忘れてた……。
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