スーダンなる単語が、スーパーダンガンロンパの略だと先日知って衝撃を受けました。いやー……マジで気付かなかった……。
ロンパ2関連の同人誌やら何やらで見る単語だったから、作中に出てくる場所名だと思い込んでおりました。何で『場所』の名前だと思ったのかも不明です。
いやー……なんか恥ずかしいぞ……。





 期せずして、“今更”繋がりでありますが、今日は猫叉さんの3rdアルバム(厳密には4枚目)『Crevice』について語ろうかと思います。

『Raindrops』と『さよなら世界』はすぐに語ったんですが、『Crevice』は語りそびれました。
というのも、前2作はポップンで聴いていた曲がたくさんありましたが、『Crevice』はこれが全部初聴だったので、聴き込んでから語ろうと思ってました。『カラルの月』とかはポップンに入ってるけど、アルバム買った時点ではまだ聴いたことなかったんだよなー。

車内BGMはあれこれ変わりますが、定期的に猫叉アルバムが聴きたくなるので、現在はまた『Crevice』聴いています。
で、そういや語るのすっかり忘れてね?と気付いた次第であります。せめて今年のうちにちゃんと語っておかないと!

『Crevice』は、前ちらっと言いましたが猫叉曲は歌入ってるとあんま好きじゃなかったけど、歌に惚れ込んでおります。もちろん曲も好き。



1:dawn

 1番最初に夜明けの曲が来るとかなんてこったです。素敵です。ちょっと夕焼けをも感じるってことは、夜がどんどん明けて朝焼けしていくイメージなのかな。
鐘の音みたいなラストのメロディも好き。



2:WORLD COLOR

 この歌は最初、どっちかと言えば嫌いな歌でした。
基本明るい歌より暗い歌が好きだし、猫叉曲の幻想的さが吹っ飛ぶ明るさ要らねぇなとか思ってました。
が、聴けば聴く程びっくりするくらい好きになりました。

 サビ前の掛け声とか妙に好き。何て言ってるかは微妙にわからないけど。「ワン、ツー、スリー、フォー!」かと思ったけど、ちょっと違うような。

歌詞がまた、いろんな捉え方が出来て良いなぁ♪ネット世界に例えた現実世界への旅立ちの歌とも捉えられるし、ネットから世界を広げて行こうというネット世界への旅立ちの歌とも捉えられる。

底抜けに明るい、広がる世界への希望に満ちた歌ですよね♪



3:connective

 前奏→Aメロ→Bメロへと流れるメロディが綺麗すぎる。
Bメロが特に好き。歌詞が1番と2番で、耳→みみになっているところとか何だか好き。



4:Clumsy thoughts

 connectiveと歌手の方が同じだから余計にかもしれないけど、穏やかな雰囲気なのに割とハイスピードな歌であるとこが、どちらもたまらんです。
それに対してタイトルでもある「Clumsy thoughts」の歌詞の部分だけゆったりしていて、めちゃくちゃ耳に残るんですよね。
これもある意味旅立ちの歌かな。心の旅立ち。




5:Rainbow after snow

 言葉のチョイスと徐々にスピードアップしていく疾走感がまたたまらんです。
歌詞を見て、最後「さよなら‥」と言ってたことに少しびっくりしたっけ。何にか別れを告げてる歌には最初聞こえなかったもんだから。

 きっと別れを告げているものはいくつかあるんですよね。それこそタイトルにある雪や虹もだし、雪や虹に例えた想いとか、今の自分とか。



6:REcorrection
7:REcollect

 この歌は対になっているから一緒に語らないと♪
最初は歌詞聴いてると、タイトルが逆じゃないのかと思ったら、そうかそうか。だから“RE”なのか。
互いに語りかけてる感じ。
歌詞は読めば読むほど、いろんな読み方が出来て面白いです。真の意味はまだ理解出来ていないのかも。

 correctionは、私のオリキャラであるピンキーのテーマだったり、星とかループとかあれやこれやがシンクロして個人的にどきりとします。2曲とも。



8:ワタリ草想

 何回か話した覚えがありますが、私は猫叉ソングの中でこの歌が1番好きです。猫叉ミュージックに惚れ込んだ幻想的なイメージそのままに歌が付いた感じ。
曲と歌詞から思い浮べる情景も切なくて幻想的でたまらんです。



9:Not Going Anywhere

 歌詞カード部分にタイトル表記が無い曲その1。たぶんタイトル的にわざと。最初は乱丁か何かかと思ったけども……。



10:CALL

 歌詞カード部分にタイトル表記が無い曲その2。
たぶん『Not Going Anywhere』と対になる曲だから同じ仕様なのではないかと。
迷子の君を呼び続けるよ。



11:砂塵カゲロウ

 すんげぇ好みの曲だと思ったら、この曲はコンテンポラリーネイション6としてポップンに出ました。
まだプレイしたことないけど、イマ様が復帰してるらしくて嬉しい。ちょっと今までのイマ様担当曲と最初の雰囲気違うかなと思ったけど、じっくり聴くとイマ様でしか有り得ないですな。

基本哀愁全開の曲ばかりだけど『Scar in the Earth』ばりの痛みを感じるというか、お先真っ暗な砂漠旅。



12:カラルの月

 タイトルと猫叉劇団から導かれて、月夜の下での激しい演奏会の画が浮かびます。ひたすらに格好良い。
煌びやかな宴の曲にも感じるし、鮮やかな死闘の曲にも感じます。



13:Last Hometown

 タイトルの影響で、RPGにおけるラスダン前に最後に訪れる街のテーマ曲に聞こえて仕方がないです。
でもRPGに限らず、終の住みかで終わりを待っているようにも聞こえる。



14:Flowing into the darkness

 歌詞自体は穏やかなんだけど、この仄暗さ……『Last Hometown』からの流れで、大地への帰還の歌に聞こえます。おいでおいで。



15:Unequal

 そしてトドメがこの曲。まるでバッドエンドです。
が、人生やりきってのゴールは有り得ないから、大半の人が辿り着く正しい終末の曲なんだと思われます。




 このアルバムは、最初は底抜けに明るく前向きソングがひしめいているのに、だんだんドス暗くなっていくので、ランダム演奏で聴くのがベストな聴き方な気がします。気が滅入った時に連続して後半7曲を聴くとどん底に落ちる危険性を孕んでおります。
でも、その哀愁と仄暗さが大きな魅力なんですけどね♪何度聴いても飽きないなぁ。

ただ、ちょっと苦しいかもだけど、最後の曲タイトルが『アンコール』と読めるから、ただの終わりの曲ではなく、ここから最初の夜明けに還るのかもしれない。








 本日の添付は『ウェディングドレスを着たロミー』
墓場ですか。