昔から、疑問だった。
はっきり面と向かって言えば、答えるのに。
何で何も聞いて来ずに、遠回しに他者は依ってくるんだろうかって。
結果、ストーカーされる側と、依存される側に回った。
面倒くさい。
言えよ、って。
何度も思ってきた。
多分甘えるのは下手だった。
昔から。
甘えようとすると、怒鳴り声が飛んできたから。
口を噤んだ。
喜んでほしそうなリアクションを求められてる気がしたら、笑った。
そうやって、私は、歩かされて来ただけだ。
結果“甘える”とか“頼る”を忘れた。
望まないようになった。
歳を重ねて、色んな人に会って。
7年と、11年と。
それで、頼った結果がこのザマだ。
望まない、頼らない、話さない。
私の人生は、徹底的に私“だけ”で完結させる“べき”で、他者に迷惑をかけてはいけない。
迷惑だったから、2回棄てられたんだろうから。
何も言える訳無い。勇気を出して話しても、何も変わらなかった。
だから、私なりに頑張った。
足りなかったんだろう。
二度と連絡が来ない。
二度と関わって来ない。
本当にそうならば、これ以上幸せで喜ばしいことは無い。
あんまし見て無いだろうけど、ちょっと編集。
中の整理も兼ねて。
原稿終わったら、皆の絵も描きたいものである。
最近は朽菜と吐音が一緒にいるのを見てるだけで和む。
というか、そこらへんにしか、和む要素が無さ過ぎる…
朱里と緋里がいなくなって2日。
なんとなく、廻るし。
時間は流れるし。
原稿はしなきゃいけないし。
いちいち落ち込んでもいられない現実が。
何だか、申し訳ないような、有り難いような。
やっと目の腫れが引いた気がする。
頭はすんごい痛いけど。
ま、雨の所為にしておく。
昨日、久しぶりにリアと話しした。
彼女は朱里と緋里を知ってる。
電話越しに、動揺してたのが伝わって来た。
それでも彼女は言った。
「リトん心に彼女達はいるんでしょ?消えて無いでしょ?覚えてるでしょ?」
別に、人はいつか離れていくし。
人格で言ったら、消えていく。
そんなの分かってたつもりだった。
アレだ。
長いこと一緒にいるとさ。
情だって、湧くさね(苦笑)
さて、原稿しよう。
アキラが出て来ないってことは。
そういうことなんだろう。
この世界は、とても生きづらいと思うんだ。
拒絶反応なんて、自分の意識とは別で働くんだ。
ウチの中がやらかしたことだ。
だからって私に責任がないわけじゃない。
この口が、この体が、その言葉を紡いだんだ。
私は知らない、では済まない。
どうすればよかったんだ。
どんな道があったのか。
それは所詮ifの世界。
生きていかねばならない。
私は少なくとも。
此処で、生きるのならば。
パニックを起こしている場合じゃない。
出来ないって泣いてる場合じゃない。
みんな嫌だと投げ出せるわけない。
だって、私はこの独り暮らしを自分の力で護っていかなきゃいけないんだ。
誰も、護ってくれない。
誰も代わってくれない。
それを知ってるから。
生きたいとか、生きねばならないとかじゃなくて。
きっと、生活しなきゃいけなくて。
それに必要だから。
私は頑張る。
どれだけ、どれだけ。
拒絶がひどくても。
立ってみせる。
吐いて、吐いて、吐いて。
泣いて、喚いても。
もう、へこたれないって。
立ち向かうって。
それがたとえ一人になろうと、変わらない。
私は此の世界で居たいんだ。
やっぱり、居たいんだ。
だって、言われたんだよ。
会って2回しか会ってない利用者さんに。
「あんた、また来てや」
って。
泣きそうだったんだ。
嬉しそうに帰るとき笑顔で手を振ってたんだ。
なんて、なんて、幸せなことか!
こんな私に笑顔を向けてくれる。
「また」って言ってくれる。
そんな人がいるのに。
病気を患いながらも、お話をしてくれる方々が居るのに。
へこたれてたまるか。
現場に出て、甘えてた自分を垣間見た。
違う、ダメだ、これじゃダメなんだ。
だから、頑張ってやる。
立ちなおして見せる。
破玲だって、置き去りにしない。
絶対に、見捨てたりしない。
背負って見せる。
想いすら、抱えて歩いてやる。
大丈夫だよ。
大丈夫だよ。
棄てたりしない。
抱えて、歩くと。
決めたんだから。