散々俺は親父さんに否定された。
けどしたらコイツも否定することになるんだがな(苦笑)
あんたらの知ってるリトは死にたがりになってまだ眠ってらァ。
今のコイツは“リト”ではない。
それを否定できんのか。
だがリトは生活をしてる。
馴染んでる。
死ぬまいと必死なコイツを否定できんのか。
とかな。
たまに思う。
都合のいいガキなんざいるかよ。
ガキだってガキなりに生きんのに必死な人間なんだ。
たまたま俺達が居た。
邪魔だろうがな。
まだリトん中にゃ戻れん。
必死なのを、少なくとも俺は知ってるからな。
支離滅裂?
知ってる知ってる。
だって俺様ですから(はw
他人が変わる事を期待してんじゃねぇ。
それはテメェの問題じゃねぇだろうが。
他人が結局何もしなかったら、責任はソイツの所為だ。
テメェの所為じゃねーよ。
テメェが何もかも人に変わる事ばかりを要求する前に。
テメェが変わって見せろ。
成果を出せ。
結果を出せ。
それが全てだ。
その中で。
相当の馬鹿でねぇ限り。
経過はちゃんと見てもらえる筈だ。
テメェがいつも、そうしているようにな。
いいか。
テメェの問題と他人の問題を混ぜるな。
テメェの悪い癖だ。
他人は他人。
テメェはテメェ。
一つの物語で、何かを語るには少し大きすぎて。
かといって、物語を作らないと成り立たないようなもの。
そんな危ういようなお話を欲しがって。
自分が満足したいだけじゃないの?
欲しい欲しいが叶ったら。
次は一体どうなるのか。
楽しみじゃないの。
流樹は保険証のようなものだと思う。
リトが傷の3割を負担。
残り8割を流樹が負担する。
そういうシステムだから。
そう言ってしまえばお仕舞だけれども。
それでも彼女は優しく笑ってる。
あの笑顔だけは、貼り付けでもなんでもなく。
血まみれでも、傷まみれでも。
彼女は、絶対に笑顔を絶やさない。
“大丈夫ですから”
そう言う。
だから、アタシは。
彼女の傍らにいる。
アタシは彼女の包帯を代えるしかできない。
でも、代えることができるのは、アタシだけなのだから。
変なこと彼女にしたら、誰であろうと絶対に許さない。
空気を読む云々ではなく。
その言葉が吐けるということは、そういうことなのだと思いますよ。
それが本心で、自分の本質なのであれば、なんら問題はないのだと思いますから。
本質はなんなのか。
突き詰めていったときに、自分自身が崩壊に追いやられるところまで行ったとき。
何かは、見えると思いますから。