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今と昔と昔と今と。

それはまるで、クロスワードのようなもので。

何時まで経っても解けない。
解けたところで、僕に何か得が在る訳では無い。
それでも、歩き続ける。

独りで限界が在るのは分かってた。
だから、吐音を使ってる。

彼女は便利。
本人が望んで口に出さない事を、覗き視て。
僕に話す。
その、繰り返し。
片っ端から潰してる。

それはまるで、塗りつぶされるクロスワードのようなもので。

塗りつぶされたらどうするか?
知らないよ、そんなの。
消しゴムでも持ってくれば、真っ白に成るんじゃ無い?
まっさらにね。

吐音は悪気があってしてる訳じゃ無い。
だから、誰も吐音を責めない。

…馬鹿じゃないの。
だから、馬鹿ばっかなんだ。

そんななら、最初から要らない。
君達、最初から要らないんだ。

僕らは欠陥品。
それは、この人も同じ。

抜け落ちて、何かを探してる“ふり”をしてる。
否、したがっている。
それで、酔って何でもして良いのだとか。

答えは何時だって“其処”に在る。
視たくないんでしょ?
だったらそれ、要らないよね?

僕に全部頂戴さ。

きっと君達も、其れを望んでる。

或る日、或る時。

何処かで揺れていたような気がする。
熱いのか、寒いのか、そんな事も分からない処。

声が混ざり、自らを映すものは何も無く。

知っている声が聞こえた。
昔、アタシを呼ぶ声ではない。
けれども、知っている声だった。

アタシを呼ぶのは誰だったか。
頭が働かず、ずっと動くことが出来なかった。

けれども、何か大切な約束をした気がした。
だから、其れを果たさねばならないと思った。

気付いたら、此処に居た。

自らに在るのは、揺れない、其れ。
何かが書き変わって仕舞ったのか。
そんなことはどうでも良い。

たったひとつ。
もう一度だけ。
アタシは、もう一度貫いてみようかと。

アタシ、という存在を。
アタシ。という想いを。

もう一度、もう一度。
貫いても良いのかと。

其の自分を信じた時。
アタシは確かに、此処に居た。

別に助けないわけじゃないわよ。
一緒にやっていくことには変わりない。
けれど、アタシにも譲れない事が出来た。
それだけ。

もう、囚われない。
もう、聞こえない。
アタシは、揺れない。

忘れてない、覚えてる。
けれどもアナタは過去の産物。
今の人じゃない。
アタシにはもう、必要ないの。
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