聞かれなければ何も答えませんし、気付く事こそに意味があると思っています。
ですから、私は何も答えず此処まで来ました。
この器との付き合いは、貴女よりも長いのですよ。
もっと言えば、最初は彼女でした。
ずっと泣いている、あの子でした。
どうして自分が此処に居るのかは分からず。
それでも、とても狭くて見上げても何もない、下さえも見えない所に居ました。
どうして声を掛けたのでしょうね。
あの子にした事と、大差はないつもりでした。
けれども、貴女は表に居ました。
其処の境すら、私は分からずに居ました。
今となっては、何が正しかったのか、どうすれば良かったのか分かりません。
それでも、私はこの記憶を、痛みを、今も抱えたままで。
私の時間は、あの瞬間で止まって仕舞っています。
ずっとずっとリフレインする。
きっと、どの方も同じなのでしょう。
囚われている、というのかわかりませんが。
時間は、止まったままなのです。
進まないのです。
進むことを、許されないのです。
どれだけの人と関わろうと。
結局は自分の内に戻ってくる。
其れが、人格なのだと気付いたのは何時だったか、もう忘れて仕舞いました。
ノエルは元々酷い泣き虫でした。
とてもよく泣く子で。
貴女の苦手な高い声の子供の声ですよ。
思い出せとは言いません。
貴女は知らない事です。
むしろ、目覚めない彼女の、ものですから。
空気を読む云々ではなく。
その言葉が吐けるということは、そういうことなのだと思いますよ。
それが本心で、自分の本質なのであれば、なんら問題はないのだと思いますから。
本質はなんなのか。
突き詰めていったときに、自分自身が崩壊に追いやられるところまで行ったとき。
何かは、見えると思いますから。
言いたかったことが伝わったのかと思ったのですが。
案外伝わらなかったのかもしれませんね(苦笑)
それも、人ありきですから。
私がどうか思っていたところで、ですね。
ですが、お話できてよかったのでしょうか。
私にはわかりかねますね…
表は空気が重く感じます。
なかなか長く出ていられないのは、相変わらずですか。
弱いのも、考え物ですが、これが私なのだとすれば。
身体の強さよりも大事なことがありますから、結局それで私はいいんですよね(苦笑)
結局ぎりぎりまで寝る事が出来ず。
1時間も早く起きました。
そのおかげで、ゆっくりお風呂入ってもらいましたけど。
…流石、明夜。
鉄をもうすぐそこまで引き寄せてる。
破玲は意識が戻りました。
ご心配下さった皆様、すみません。
今はまた、亞玲の横で安心して眠っています。
今日は明夜と共同戦線でお仕事行ってきます。
貴女は出たら切ろうとするので駄目です。
…一体朝からどれだけ頓服飲めば収まってくれるのですか(汗)