こないだ写真をクリスタで調整した流れで、またクリスタの勉強をしていました。
前に買ったクリスタの本は最初はちんぷんかんぷんだったけど、読み返したら理解出来た部分もちらほら。ちょっと成長を感じてうれしい。

 私は当分アナログ線画をスキャンして着色という流れになると思いますが、クリップを見ていたら、携帯カメラで撮った絵を調整して塗るという方法が紹介されていました。ほほう。
ではこの5年以上前の古いカメラで撮った絵でも行けるとな?
こないだ無性に描きたくて、フリクションで描いたノエルの絵があったから、試しにこれをここに書かれた手順で調整して塗ってみよう。
落描きたから縦線はあるし、主線も雑〜な感じだけど。何よりサーモンピンク色のフリクションで描いてある。まさかあとからデジタルで塗ってみようだなんて微塵も思ってなかったからなぁ……。そしていつも以上に写真が暗い。


 クリップの手順通りにやってみたものの、ピンクという主線と、全体的に左上は明るく右下に行くほど暗いため、主線を濃くすると背景が暗すぎて線が抽出されない。背景を白くしようとすると左上の主線が大半飛んでしまう。
どう調整してもうまく行かない。困ったなぁ……。

鉛筆描き線画で着色してる人も多いから、主線が薄い場合どうするか……で検索をかけたけど、鉛筆描き線画をスキャンしてて背景は暗くなってないから通常の調整で問題ない。
そしてクリップで紹介されてるのは全体的に暗いけど主線がペン描きだから、やっぱり問題ない。
うむ。なんだか超初心者のくせに、無駄にハードルを上げまくってしまっている模様です。

一応塗り練習用に、調整しやすそうな綺麗な線画が何枚かスキャン済ではあるけど、今回はとにかく私の携帯で撮った線画は塗れるのか?という実験のつもりだし、このノエル塗る方法は本当にないのか気になったから、一晩かけて調べに調べました。

その途中、クリップにあった線画抽出方法よりもっと簡単な方法か判明したから、やり方はそっちに移行しつつ四苦八苦。

 しばらく調べたら、線画が薄い場合はレイヤー複写→複写したレイヤーモードを乗算や焼き込みにして重ねることで、線画を濃くするという方法にたどり着きました。元は線画を濃くするための講座じゃなくて……何だっけ。何かをする過程で線画を濃く出来ますーみたいなことが書いてあった。
試してみたら、確かに線画が濃くなりました。と同時に左下も濃くなってしまい、そのまま線が潰れてしまいました。どう調整しても左下が潰れる。右上は綺麗に抽出出来てるのに……歯痒い……。

ふと同じページにあったリンク先をクリックしてみたら、暗すぎる線画をフォトショップで修正するみたいな講座がありました。
フォトショップはないけど、クリスタでも何とか出来るかもしれないと見てみる。
すると、一部が特に暗い部分があるから、範囲選択をして先にレベル補正させます、と。なるほど……!右上以外を先に背景薄くしてから、改めて全体で調整したら良いのか!!

 方法はわかれど経験がなさすぎるため、それからもかなり時間かかりましたが、なんとか無事に抽出出来ました。どうしても背景が綺麗に透明にはならなかったけど、消しゴムで消して調整出来るくらいにはなりました。今まではもう手が付けられない状態だったから、かなりの進歩です。


 しかし線画抽出だけで一晩越えてへとへとなので、着色はざっくりにしよう。元々らくがきだし、いかにもらくがきですって感じにささっと塗りたいとは思ってた。

で、らくがきらしく、早く、さささっと塗れる方法もいろいろ調べてました。レイヤーは線画以外に塗り用で1枚だけにしたい。何度でもやり直しが効くのがデジタルの強みだけど、あんまりやり直せる状態に甘えないようにしたいというか、極力失敗を避ける判断力を磨きながら塗りたいというか……。
とか言いつつ真逆の話になっちゃうけど、あまりレイヤーばりばり多用したら、らくがきって感じもしなくなっちゃうしね。ノートパソだからあまり重くしたくないし。失敗しても臨機応変に対処もしたい。
何より長年アナログで来ているから、この方がちょっとアナログやってる気分になれていいかなーと。


 レイヤー一枚で塗る方法も事前にいろいろ調べてました。あ。さっきから超基本的なことばかり言ってると思いますが、ホント初心者が必死こいてるわーと流して頂けたら幸いであります……。

えーと。まず、線画の下に塗りレイヤーを置く。……今まで線画の上に置いてましたですよ、ええ。アナログは線画の上から塗ってるじゃないですか。だから……。
透明度保護やらクリッピングやらがあるからそれ使えば問題ないけど、今回はそもそもラフな線画だから上にあっちゃうまく塗れない。だから下に塗って線画を重ねる形にする、と。
次に線画を参照レイヤーにして、ペンやブラシの設定を『参照レイヤーからはみ出さない』に。
お。なかなか塗りやすいぞ。縦線がある部分ははみださないをオフにすればオッケー。よしよし。設定はばっちりだ!

 こないだ言ってたように手持ちのコピック一覧をスキャンしたから、そこから色を拾うことも成功しました。微妙に色変わっちゃうけど、カラーサークルでだいたい周囲の色に動かせば思った色になりました。よしよし。

 最後に塗り方。基本であるアニメ塗りで……と思ったけど、なーんかしっくりこないなぁ。塗りレイヤー捨て。
ふんわり塗ろうとエアブラシに変えて塗ってみたけど、やっぱりしっくりこない。塗りレイヤー捨て。
……て、結局やり直しの恩恵は受けちゃってるね。

なんとなくクレヨンペンを選んで塗ってみたら、これがものすごくしっくりきました。なんか色はコピックに近いのに、塗った感じは色鉛筆みたい。そして水彩絵の具のようなふんわりの感じ。これいい。なんかめちゃくちゃ親しみを感じる。自分の使用アナログ画材ミックスされた感じ!
ということで、クレヨンペンでさかさか塗って完成ー。線画の色変えるはずが忘れたままレイヤー統合して保存しちゃったけど、まぁますます私の描くアナログ絵っぽいからいいか。

アニメ塗りは当分出来なさそうだから、この感じから発展させていきたいかな。
こんなにアナログっぽい感覚を持ったら、もはやデジタルである意味がない気もするけど。



 あ、そうそう。クリスタはツールやら何やらの配置がかなり自由にカスタマイズ出来るとのことで、ちょっと変えてみました。……あ。でもカラーパレットと一体化してたペンサイズを右側に持ってきただけか。
サブツールで変えられるからペンサイズ必要ないって意見多々見たけど、私はサイズをここで選択した方が楽だった。あと右利きだから右側に欲しかった。

カラーパレットも右に欲しかったけど、移動させたら右側が重たい感じがしてしっくりこなかったのと、そもそも右側にあるサブビューに出したコピック一覧でまず色を取るし、ペンタブだとすぐ左に移動出来るし。左で問題なかったです。


 そういやせっかく無料素材とかいくつかダウンロードしてるのに、今のところ特に活用してないから、次は何か使いたいな。一番ダウンロードしてるのがトーンだから、次こそデジタルトーン貼りかな。

ただ、デジタルをやるとアナログをやりたくなるからまた今度。
あ。どのみちトップ絵描かなきゃか。何枚か線画出来てるから一緒に塗るー。
しかし早いなぁ半月。









 本日の添付は、未来へ・高校生編から、野昼夕輝木宵です。
クッキー作成中2。素朴な疑問2。