万が一、盗品だった時のためにも、金買取時には、お客さんの身分証の提示が必須になっています。
買取を依頼する際には、お店で直接買取する場合のみならず、商品を先に送ってお金を振り込んでもらうなどの形式も何らかの形で身分確認をしなければなりません。
免許証や保険証、パスポートなど、公的機関の発行した身分証で身分確認を行うことが法律で義務付けられています。
商品を郵送で送って買い取ってもらう場合は、身分証の写しと合わせての発送で法律の要件を満たすことになります。
貴金属の買取を扱う店舗では、未成年への利用規制を定めているとところが大半でしょう。
よって、未成年が金製品を持ち込んでも買取を断られることになります。
僅かながら、成人していなくても、18歳から利用できる場合もあります。
しかし、法定代理人である親が署名捺印した同意書が必要です。
さらに、保護者が同意していたとしても、高校生ならやはり買取は不可能です。
相場よりも高い金額で金を買い取るとネットで広告が出ていたから利用してみたのに、高価買取は全くのデタラメで、実際は安い金額で無理やり売却させられてしまったなどの苦い経験をした方もいるかもしれません。
多くの業者は真っ当に商売をしていますが、中には残念ながら違法スレスレの商売をしている店もあるので、店を選ぶ際には慎重になりすぎるくらいが丁度よいでしょう。
黙って泣き寝入りするのが嫌な人は、弁護士もいいですが、先に消費者センターに相談するのをお勧めします。
金買取をめぐる詐欺や類似の事件が多発しています。
買取業者が自宅を訪問し、言葉巧みに金の買取を持ち掛け、相場より遥かに安い価格で買い取っていく、押し売りならぬ「押し買い」とでも呼ぶべきケースが増加しており、警察や消費者センターの対応も追いついていないようです。
お年寄りや主婦など、与しやすそうな相手を狙って訪問し、断ろうとすると、半ば脅しのように迫って買取を進めるというケースもあります。
このような業者は詐欺も同然であり、契約書などの手続もいい加減に済まされることが多いです。
怪しい業者が訪ねてきても相手にしないようにしましょう。
リーマンショックやギリシャの経済危機に伴って高騰している金相場。
今は1グラム5000円ほどです。
その価格は純金の状態で取引するときの話ですから、これが例えば18金(75%の合金)のアクセサリーなどであれば、大体3500円ほどになります。
そのため、例えば200万円以上の額面に達するには、必要な量は単純計算で550グラムから600グラムほどでしょうね。
また、さらに安価な10金のアクセサリーの場合ですと、10金までいくと純度は半分以下の41%程度。
1グラムあたりの価格は2000円ほどです。
買取額が200万円を超えるためには1キロほども必要です。
ちょっと現実的ではないですね。