金持ちは全ての資産を現金で持っておくなどしないものです。
ある程度の資産がある人がよく行っているのは、景気や国際情勢の影響を受けない金を保有しておく形です。
この方法を採用するなら、まず考えることは、金を売っている場所や、その購入手段です。
新たに金の購入を始められるなら、購入時の価格や条件が店舗ごとに違うので、そうした情報をサイトに明記している、取引実績の豊富な業者を選ぶことが肝要だといえます。
そうしておくと、今度は買った金を売却で手放す際も、セーフティですよね。
一口に投資といっても対象は色々あります。
典型的なものが金(ゴールド)ですね。
金に投資するメリットは、それほど値崩れが無いことです。
ドルや円のように、世界情勢の影響で価値が変わることがあまりないためです。
全世界で普遍的な価値を有していることも、外貨や株式と比べて金が値崩れしない要因です。
そうは言っても、全く変わらないわけではないので、手元の金を売ろうとする前に、ネットなどで金相場を把握する必要があるでしょうね。
金に限った話ではないですが、買取は贋物との戦いです。
買取ショップに偽物の金製品を持ち込む詐欺のケースもあります。
本物の金そっくりに巧妙に偽装された金メッキ製品で、業者を誤魔化して、本物の金として買取させる詐欺も古くからあります。
とはいえ、比重計を用いて品物の重さを測定すれば、水に沈めた場合の重さの変動をもとに、比重を求め、金の純度を判別することが可能です。
仮に比重計で見抜けないように重さを調整された贋物であっても、試金石と呼ばれる黒い石に品物を擦り付けて色合いを見る「試金石検査」なら、どんなによくできた偽物でも、簡単に見分けられます。
この方法は江戸時代には既に使われていたといいます。
不要な金を買い取りますという電話を先日受けました。
生命保険や、子供の塾の勧誘ならよくありますが、何か売るのではなく、逆に買うという話は珍しく、まずは話を聴いてみることにしたのです。
電話の人が説明してくれたところによると、手持ちの宝飾品や貴金属でずっと身に付けていない品があったら高い値段で買い取ってくれるそうです。
そういえば金のアクセサリーがあったなあと思い、トントン拍子で、査定に来てもらう話がまとまりました。
金の相場価格はネットでも簡単に見ることができます。
今は1グラム5000円くらいですね。
それは24金、すなわち純金の話です。
例えば75パーセントが金である18金の場合、純金が1グラム5000円であれば、75%なので3500円ほどということです。
100グラムで35万円ですから、仮に200万円以上になるような18金は、重さで言えば大体570グラムといったところでしょうか。
これがさらに10金だとどうでしょうか。
10金は約41%の純度なので、1グラム約2000円ということになり、1キロほど寄せ集めないと200万円にはなりません。