金買取というのが流行っているそうですが、先日はその業者から電話がありました。
勧誘の電話にも色々あるとはいえ、買取というのは今まで聞いたことがなかったため、ちょっと中身を聞いてみようかという気になりました。
電話の人が説明してくれたところによると、貴金属製品でずっと身に付けていない品があったらその業者に売却できるという話でした。
若い頃に貰ったアクセサリーをそういえば使っていないなと思い、そのお店の名を控え、ネットでも調べてみました。
金に優るとも劣らない高級品といえばプラチナですが、プラチナの指輪などを店で見てもらうと、実はホワイトゴールドで、プラチナとは全く別物だったというエピソードはよく聞きます。
ホワイトゴールドも装飾品によく使われますが、プラチナとは全く異なります。
プラチナはあまりに高価で、一昔前は金の3倍ほどしたくらいですから、代わりに使われるようになったものです。
日本でも昭和50年代までは代替品の認識でした。
アクセサリーのどこかに「K18WG」や「K14WG」といった表記が刻まれていれば、ホワイトゴールドです。
ちなみにプラチナなら「Pt」などの刻印になります。
プラチナより価値は劣るとはいえ、れっきとした金の一種なので、それなりの値段で買い取ってもらえるのは確かです。
金の市場価値が上がっているとはいえ、勇み足になるのはあまり賢いやり方とはいえません。
皆さんが思っている以上に、金というのは、とにかく市場価値の変動が頻繁に起こるからです。
そうした事情があるので、金の相場変動に敏感になり、丁度いい時を狙って売ることこそが、買取で得をするカギとなります。
消費税は今後も更に上がると言われていますが、ここでお得な話を一つ。
金を購入する際には、もちろん消費税も課されるのですが、今度はその金をお店で買い取ってもらう際には、買取額に消費税分がプラスされます。
つまり金の購入には実質、消費税がかからないようなもの。
つまりどうなるか?消費税が低い内に金を購入しておくと、増税後に売却することで、消費税額の差額分をまるまる得できることになります。
消費増税サマサマじゃありませんか。
他にも、日本や台湾、カナダなど消費税率の安い国で買った金を、消費税率の高い国に持って行って売却するといった利益の上げ方も有り得るかもしれません。
多くの金買取は法律に則って誠実に行われていますが、一方で、一部では明らかな詐欺もあるので気を付けてください。
訪問購入には悪質なケースが多いと言われています。
呼んでもいないのに自宅を訪れ、しつこく金製品の買取を勧めてくるという事例です。
こちらが相場などを知らないのをいいことに、買取価格も異様に安かったり、ひどい場合には現金すら渡さず、粗品と引換にされてしまうケースもあります。
詐欺や強迫のペースに嵌ってからでは遅いので、怪しい人間が訪ねてきたら、きっぱりと拒絶してください。