ツアーから帰ってきて日常が戻りました。
2日ほどバイトに入り、平和平和に過ごすはずでした。
それが変わったのは店に入った1本の電話。
「はい○○(店名)」「××××(あだ名)、今日飯食い行こぜー」
幼馴染のSでした。
退 職 し た 職 場 に 掛 け て く ん な
で、飯だった筈が何故かカラオケに行くことになってると言う…
まぁちょうど歌いたかったところだしね。行っちゃえ。
と、そんなこんなで駅前の安い方のカラオケで2時間ほど。
お互いここ数年で一番調子よく楽しく歌って、最後は懐かしのダウトラを叫んで。
楽しく解散しましたとさ。
…これで終われば良かったのになぁ。
電話からSの到着まで駅のロータリーでパンをかじりながら待っていたのですが、
そのとき財布を置いてきたようで。
中には一万円とカードと保険証。
気付いたのが翌日と言う時点で色々終わってるけど、それでも必死に探しました。
あの日い歩いたルートをしらみつぶしにして、行った店にも訊き込んで。
交番にも届けましたが音沙汰なし。
不幸中の幸いで、台湾に行った直後で現金以外は殆どカラ。
カード一枚と保険証以外は避難済み。
なので実質現金以外の被害はないのですね。
現 金 が 一 番 問 題 な の だ が
何か悪いことしてたっけ。
いや、全てが悪いのよな。
わかってるわかってる。
翌々日、さらに失くし物が増えるとは露ほども思っていませんでした。