10月7日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のアスムセン理事は7日、1年前とは異なり、ワシントンで今週開催される国際会議ではもはや、ユーロ圏の金融危機が中心的な議題ではなくなるとの見解を示した。

アスムセン理事はドイツのポツダムで講演。国際通貨基金(IMF)年次総会と20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、日本の経済状況や米国の財政・金融政策のほか、新興国の一部で景気が鈍化していることが主な議題となるだろうと語った。

さらに、「ユーロ圏ならびに欧州での過去1年半から2年の間の進展は、世界的に認識されている」とし、「ユーロ圏の一部諸国の危機はもはやワシントンでの協議の中心とはならない」と述べた。

IMFのラガルド専務理事は3日の講演で、米国が16兆7000億ドル(約1620兆円)の債務上限を引き上げることが「喫緊の課題」であり、実現できなければ米国と世界全体に深刻な打撃をもたらすと警告した。



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