【日経平均は反落スタート、米国株安や円高で売りが先行】

9時45分現在の日経平均株価は、12723.88円(前日比+37.36円)で推移。日経平均は反落で始まった。先週末の米国株式相場の下げや、円相場が朝方に1ドル94円10銭辺りまで円が上昇していることが嫌気され、売りが先行した。セクターでは電力・ガスが上昇。国内で唯一稼働中の関西電力<9503>の大飯原子力発電所3、4号機が7月の新規制基準の施行後も、当面は運転を続ける公算が大きくなったと報じられていることが手掛かり材料に。その他製品、食料品、水産・農林、情報・通信、陸運、医薬品などが小じっかりで始まった。一方で、不動産、輸送用機器、証券、その他金融、電気機器、卸売などが売り先行。

出来高上位では全般売りが先行するなかで、東電<9501>、芦森工<3526>、長谷工<1808>、新家工<7305>、カーバイド<4064>などが堅調。売買代金上位では、イーガン・ジョーンズがスプリント買収で賛成に回ったと報じられたことを手掛かりに、ソフトバンク<9984>が上昇。NTT<9432>、JT<2914>、SBI<8473>、ケネディクス<4321>が強い。なお、売り一巡後は押し目買い優勢となり、日経平均はプラス圏に転じる展開。

【ドル・円は94円58銭付近、リスク回避的な円買いはやや縮小】

ドル・円は94円58銭付近で推移。ドル・円は94円62銭まで上昇。日経平均株価の下げ幅縮小が意識され、ドル・円はやや堅調に推移。94円付近には新規のドル買いオーダーが入っているもよう。株安を警戒したリスク回避的な円買い・ドル売りは縮小しつつあり、ドル・円は94円台後半まで上昇する可能性があるとみられている。

■今後のポイント

・日経平均株価の下げ幅縮小→リスク回避的なドル売り・円買いは一服
・94円近辺に新規のドル買い注文→ドル相場を下支え

9時45分時点でドル・円は94円58銭、ユーロ・円は126円17銭、ポンド・円は148円63銭、豪ドル・円は90円82銭付近で推移している。

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