今更だけど海賊JGでなんか良いネタ思い付かないかなって適当にぽちぽちしに来た。
ジェイドが悪行のかぎりをつくす海賊ならガイはやはり敵対する正義側だよな。
地名やキャラはオールドラントの世界のを借りるとして設定は…まぁいいや。適当←
うーん、ガイはホド領主の子として何かしら仕事してたらいいな。海難救助の資格持ってるし海で仕事してほしい。海上パトロール的な仕事。
ジェイドはマルクトにもキムラスカにも怖れられる有名海賊で、ある日死霊使いの船がホドの方に向かっているとガイの所に連絡が来る。
気を付けようと部下達に伝え、任務に就く。
数時間後、マルクトの軍艦が通っていくのを見て不思議に思う。軍艦が通るなら先に連絡があるだろうし、何か有事があり緊急の用でここまで来ているならこの地域で海上パトロールをしている自分達にも向かうよう指示があるだろう。
「すみません、止まってください」
ガイが拡声器で声をかけると、ゆっくりと軍艦が止まった。甲板に見えた人影の違和感に、ガイは声を張り上げ部下に指示を出す。「全員、武器を構えろ!!」
ガイ達の乗る船よりはるかに大きい軍艦の甲板から、武器を持った人影が一人、また一人と飛び降りてくる。おそらく数では向こうが有利、これ以上敵を船上に上げるわけにはいかない。「船を離せ!これ以上船に賊を乗せるな!」
軍艦に比べて小さい船は小回りが利いてスピードも出やすい。とりあえず今は撤退して…ふと、足元に赤い魔方陣が浮かぶ。徐々に赤い光が集り、空気が熱くなっていく。まずい、譜術だ。それも相当強力な…。
「全員、船を捨て海に逃げ込め!!」
向かってくる賊を切り捨てて、海に飛び込む。ざぼんと飛び込む音が次々に聞こえてほっとしたのもつかの間、轟音と共に巨大な火柱が出現して、船を焼いていった。
パチパチと音をたてながら崩れていく船を呆然と見ていると、近くで悲鳴が聞こえた。
「うわああああああ!!」
ばしゃ、ばしゃ、と暴れる手には武器は無く、武器を持って近づいてくる賊に水をかけて抵抗する部下の姿があった。
ガイは自分を取り囲む賊をぐるりと体を回転させて一掃し、急いで掻き泳いで手の届く範囲の敵を薙いだ。それでも1体敵に届かず、仕方なく剣を投げる。ガイの投げた剣は、敵の肩に突き刺さった。「使え!」その言葉を聞いた部下はすぐに剣を引き抜くと、賊の体をそのまま切り裂いた。
息を上げて大丈夫かと部下の身を案じると「おかげさまでなんとか無事です」と返事が帰ってきた。「ああ良かっ…」顔の横をひゅんと何かが横切り、それを条件反射のように、持っていた鞘で弾く。軌道が逸れて部下から2メートルほど離れた場所に槍が落ちたが、逸らしていなければおそらく部下の顔に刺さっていただろう。槍の飛んできた方を振り返ると、他の者とは明らかに違う華美な服装と海賊帽を被った長髪の男が片手でロープを掴み体を支えながら涼しい顔をしていた。
「おや、外しましたか」
「死霊使い…!!」
奥歯を噛みギリと睨み付ける。
「ガイラルディア様!」
先ほど助けた部下がこちらに向かって来るのを強い口調で制止する。「いいか、お前はその剣を持って逃てここで起きたことを父上達に報告するんだ。俺はここで時間を稼ぐ」「しかしガイラルディア様、武器が…」「大丈夫だ。鞘でしのぎながら敵の武器を奪う。死んだりしないさ」「…わかりました。どうかご無事で…!!」
ざぶざぶと遠くなっていく泳ぐ音を聞きながら、死霊使いに鞘を構える。
「…追わないんだな。」
「追いませんよ。」
ざぼんざぼんと再び戦艦から人が海に飛び込んでくる。しかしその者達が手に持っていたのは武器ではなくロープだった。
「その男を捉えなさい。この辺りの領主の子だ。人質として価値がある。」
ガイはなんとか鞘で応戦するも、さすがにこの人数差では無理があった。鞘を掴まれ、手を押さえられ、数人がかりで縛られてしまってはもう戦うことも逃げることもできない。ガイは抵抗をやめたが、人質として生きている以上逃げ出すチャンスはあるはずだと、その瞳は生気に満ちていた。
長い!!!!うえになんか続きそうだよ!!!!これからえっちな監禁生活が待ってそうだよ!!!!!!読みたい!!!!!!!!