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崩れ失う中で掴んだモノ


イサネ「24階行けって言われてもジャガーノート邪魔で行けない」

フウバ「もう一回倒すとか……」


サイ「それはそうと、夜光石の確保はまだか?」

イサネ「さらっと言うな、取れてないんだよ!!」

レン「本編スルーの割りに採集には連れられるとか、マジレンジャイwww」

イサネ「黙れ、経験値ブースター」


ーーーーーー


フウバ「現在29階迷子です
ワープし過ぎて訳が分からないよ」

メイコ「……ダメージ床はごり押しするの……止めたら良いと思うわ……」

サイ「……ククッ、基本的にHP1で樹海探索するとは、刺激的だな」

レン「刺激的っつか、雑魚戦すらhageフラグだから、死ぬから」

イサネ「警戒歩行とかガンガン使われる有り様……俺戦闘空気だぞ」

フウバ「そこはSITで逃げ戦法」

イサネ「チクショウ!!まだカヲス波抜けて無いのかこの世界!?」


ーーーーーー

フウバ「第一階層の一階にまで超速で現れたFOE」

メイコ「……やだ……追い掛けてくるわ……」

レン「真正面から当たりたく無ぇなぁ」

サイ「ククッ……レン、眠らせてヤれ」

レン「えぇ〜、こう言う奴等って大体寝な……寝んのかよw」

フウバ「じゃあ、後ろから失礼しま〜す」

サイ「せいぜい後ろから思い切り突き刺してヤる事だな」

イサネ「フウバ、序でにサイもちょっと切り捨てておけよ」

フウバ「え?」

メイコ「…………」


ーーーーーー


レン「あ〜……やる気でねぇわ」

ヒズミ「早く世界樹食べる虫倒そうよ」

フウバ「前に会った女の子に話聞くと思ったら何時もの先生だったからなぁ」

レン「はぁ……何なん?」

サイ「出逢いが無いだけだ」

レン「カヲス規制かよ」

フウバ「カヲスじゃ無くても大体そんな感じが……」

レン「チクショウ!!芋虫なんざ蹴散らしてやらぁ!!」

メイコ「……害虫……」



ヒズミ「え、ちょ、囲まれたぁ!?」

フウバ「えぇ〜……一斉に相手をするのはちょっと」

サイ「多数プレイは趣味じゃ無いのか?」

レン「プレイとか言ってんなやクソ放禁」

サイ「レン、寝かせろ」

レン「だから、こう言う場合もあんまり寝な……だから、寝んのかよ!?」

フウバ「はい、じゃあ、個別に失礼しま〜す」

メイコ「…………」

ヒズミ「あ、何か光る枝が有るよ?」

メイコ「……強い生命力を感じるわ……」

フウバ「これ、杖だな」

サイ「最高の杖、か……使わないがな」

レン「正に持ち腐れwww」


ーーーーーー


フウバ「怪しい依頼を請けたけど、鳥人の子からだったのか」

レン「要は荷運びかよ」

イサネ「負けたら不味いから警戒で進むぞ」

メイコ「……亀裂が酷いわ……」

サイ「地震の類いでは無いが、調べる暇は無さそうだな」

フウバ「取り敢えず運ぼう!」



レン「次は書物とか、遠慮無しにこき使うな」

サイ「鳥人の書物とは、面白そうだが?」

イサネ「さっきより崩れてる、いよいよヤバそうだから直ぐ戻ろう」




フウバ「え、一番大事な宝?」

レン「オイオイ、マジで崩れてるってのにか?」

サイ「大事なモノを後回しにする効率の悪さが仇になっているな」

イサネ「おいっ!!誰か倒れてるぞ!?」

メイコ「……まだ息が有るわ、助けましょう!」

サイ「箱が目的のモノだろう?」

レン「ヤバい、本気で崩れるぞ!?」


フウバ「……分かった、行こう!!」

メイコ「フウバ!?」




イサネ「……嘘だろ……?」

メイコ「……っ……」




サイ「無事に依頼を完了して何より、だな?」

メイコ「……どうして……」

サイ「目先よりも目的を優先シた結果、だろう?」


メイコ「……どうして助けなかったの?フウバ!?」

フウバ「……彼等には、あの箱が優先だったんだ、と……思う」

メイコ「命よりも優先する宝なんて、有る訳が無いわ!」

フウバ「うん、そう思う」

メイコ「だったら何故見殺しにしたのよ!?」

フウバ「……時間が無かった」

メイコ「あんな箱、捨てていれば助けられた……そうでしょう!?」

フウバ「そうだね」

メイコ「……っ!!」(バシッ)

イサネ「ちょっ、メイコ」

フウバ「……ごめん」

メイコ「………………頭を……冷やして、来るわ……」


イサネ「大丈夫か?フウバ」

フウバ「うん……やっぱり痛い」

イサネ「でもな、やっぱり俺も……助けたかった」

フウバ「……イサネが見付けたんだしね」

イサネ「俺も、胸糞悪い気分なんだ」

フウバ「……うん」

イサネ「お前の選んだ事に従ったから、俺達も同罪だし
今更、あの時こうすれば……なんて無駄なのは、分かってる」

フウバ「うん」

イサネ「……はぁ……俺も、少し一人にさせてくれ」

フウバ「…………」


レン「あ〜……あんま気にすんなよ?フウバ」

フウバ「あの二人は、優しいからなぁ」

レン「俺等は優しく無ぇと?www」

フウバ「あは、は……そう言う意味じゃ無いよ」

レン「知ってる」

フウバ「助けたかった、んだよ」

レン「あぁ」

フウバ「助けたかった、でも、時間が無かった」

レン「そうだな」

フウバ「俺達が彼を助ける事よりも、彼が命懸けで守りたいモノを優先たから、彼は死んだ」

レン「あぁ」

フウバ「……解らないんだ」

サイ「下らないな」

レン「おいっ」

サイ「俺達の価値観と彼奴等の価値観は違う
個の価値が無い以上、お前の選択は間違っては居ない」

レン「あのなぁ」

サイ「無価値な有象無象と唯一無二の宝、どちらを優先するかなど決まっているだろう?」

レン「だからよ!テメェには胸糞悪ぃって感じは無いのかよ?」

サイ「無いな」

レン「チッ……まぁ、何にしても気にすんな
泥沼嵌まってやる必要なんて無ぇよ、フウバ」

フウバ「……ん」

レン「はぁぁぁ〜……駄目だ、俺こういう雰囲気無理
向こう行ってるから、来たけりゃ来いよ」

フウバ「……分かった」





サイ「……」

フウバ「……俺って結構嫌な奴?」

サイ「何故だ?」

フウバ「いや、口先だけみたいな、さ」

サイ「別に?
他人の評価など、気にする必要も無かろう?」

フウバ「あはは、サイは強いな」

サイ「……下らん」

フウバ「は〜……しんどい!
けど、頑張る!!」

サイ「……」

フウバ「決めた事、抱えて生きるよ
俺は……そう決めた」

サイ「……」

フウバ「でも、ヤバくなったら休憩するから」

サイ「勝手にシたら良かろう?」

フウバ「ん、そうする」

サイ「手始めに、その腫れ上がった頬でもなんとかしたらどうだ?」

フウバ「ははぁ……そうするよ
ありがとう、サイ」

サイ「何の話だ?」

フウバ「個人的な話?」

サイ「ククッ……そう、か」

フウバ「じゃあ、キサキの所行って治して貰うよ」

サイ「あぁ」










サイ「……だが、お前は救いを求めない……そうだろう?
フウバ」

















レン「………………」

ヒズミ「世界樹食べる虫倒しに行こうよ」

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