その扉は、何を開いたのかー…?
[イベントホール廃墟へ]
赤兎:ケッ、お前がチンタラしてるから先を越されたんだぞ?
颯刃:集団任務なんだから、後も先も無い…!?
皇:悲鳴…?
斎:どうやら、「何か」あったらしいな(ニヤッ)
赤兎:人の苦労を楽して横取りするからだぜ、ケケケ…
颯刃:急ごう…!!
―――――ーーーーーーーーーーーーーー
皇:ムッ!…これは…!!;
鏡人:…先行した生徒か…
誠:くっ…何てパワーだ…;
斎:なんだ、生きていたのか(ニヤニヤ)
誠:…五鴉斎!マズイ、早く戻れっ!!;
斎:お前の指図は聞きたく無いな(ニヤッ)
誠:そんな事を言っている場合じゃないぞっ!;
歩夢:うぅ…;
鏡人:…蛍原…しっかりしろ…
歩夢:…二猿、君…駄目…危ない、から…逃げて…
鏡人:…何…?
皇:龍、あそこだ!!
颯刃:…あれは…!?;
???:ハーハッハーッ!!見ろ、馬鹿な学園生共がゴミの様だ!!!
颯刃:……えぇと…?;
赤兎:馬鹿!反応に困ってる場合か!!
コイツはヤバイぞっ…!?;
???:む、まだ馬鹿共が残って居たか…ん…?
んんんっ!?き、貴様はっ…!!!;
誠:…五鴉斎…知り合いなのか?;
斎:知らんな(即答)
???:猿島や横浜では良くも我が下僕を倒してくれたな!!
此処で会ったが百年目ならぬ三回目だぁっ!
颯刃:あの…、どちら様ですか?;
???:よもや忘れた等とは言わせんっ、貴様等今度こそ叩き潰してくれるっ!!
やれっ、MK2!!!
皇:ムゥッ!?ご、ゴリラ…か?;
赤兎:あ、思い出した…
コイツ猿島でゴリラ連れてた奴だ!
…すっかり忘れてたぜ…;
颯刃:あぁ、あの…サルゴリ(仮名)さんか…
(手を叩き納得)
サルトーリ:サルゴリではない!
私は崇高なるサルトーリ司祭様だっ!!!(ビシィッ)
颯刃:サルゴーリさん?(真顔で首傾げ)
サルトーリ:Σサルトーリ司祭様だっ!!!;
斎:サルトリでもサルゴリでも構わん、雑魚め(シレッ)
鏡人:………
(歩夢を安全そうな位置に運ぶ)
サルトーリ:ぐぬぬぬぬ…!!
貴様等、この私を侮辱した罪、死を以って償えぇぇ…!!!!
皇:煩いっ!教団め…そっちこそ地に伏せるが良いっ!!
(銃剣を構える)
サルトーリ:MK2よ、奴等を血祭りにあげるのだぁぁ!!!!
―――――ーーーーーーーーーーーーーー
斎:まさかゴリラがスピンキックとはな…ククッ…
鏡人:………
颯刃:コレで止めだっ!!!
サルトーリ:Σなっ…まさかMK2が負けるとはっ!?;
皇:次はお前だっ!!
(切り裂こうと距離を詰める)
サルトーリ:くっ!トーキョー教団は不滅だ!!
万歳〜!!!(自爆スイッチ起動)
颯刃:Σマズイっ!!
斎:チッ…往生際の悪いっ…!…
颯刃:うわぁぁぁ〜!!?;
―――――ーーーーーーーーーーーーーー
颯刃:…うっ…ん…っ?;
赤兎:起きたか?
颯刃:赤兎…此処は…ッ…!;
赤兎:無理すんな、此処は学園だ
じきに図書館長さんが来るぜ…
―――――ーーーーーーーーーーーーーー
颯刃:ふうっ、大分回復したな;
赤兎:ま、お前ゴリラに近かったからな;
颯刃:どうやって戻ったのかも覚えてないや;(苦笑)
赤兎:斎が一斉に俺達ミミイの緊急位置転送プログラムを方程式で作動させて、皆学園まですっ飛ばされたって訳だぜ
颯刃:そっか…ありがとう(笑)
赤兎:べ、別にオレ様はプログラムに従っただけだっつ〜の!//;
颯刃:それでも、負傷者多数か…
赤兎:皇は一番近くに居たからなぁ、まだ数日は起きないだろうよ?;
颯刃:…スパイか…許せないな…
―――――ーーーーーーーーーーーーーー
鏡人:……裏切り者……か…
(自身の首元を軽く握る)
―――――ーーーーーーーーーーーーーー
漣:ふぅん、結局はガセネタだった訳か
斎:お陰で学園のスパイを探す事になった
漣:ぶはっ!!何それ、傑作(笑)
斎:学園は油断しているからな…
漣:お前にやらせるとか、相変わらず此処は馬鹿しか居ねぇぜ
斎:クククッ…そうだな…
それに、このデータも男子生徒にしか焦点を当てていない
実に杜撰な選出だな(ニヤッ)
漣:スパイは男とは限らねぇもんな
斎:…ククッ…お前が言うか?(ニヤッ)
漣:違いねぇ(ニッ)
斎:さて、明日からは色々回ってヤるか…
漣:ま、頑張れよ?(笑)
To be continued...