海の匂いと強い風が、俺達を迎えたー…
[幕張新都心へ]
颯刃:皆とミッションってのはヤッパリ少しいつもと違うなぁ…
(周囲を見る)
赤兎:オレ様は面倒だから嫌だな(フンッ)
鏡人:…集団で狙われたら被弾者が多くなる…相手に土地勘等が有るだろう…優位では無いな…
斎:周りなどどうでも…
誠:五鴉斎!こんな所で貴様と会うとはな…!
斎:………(視線向け)
誠:フンッ、図書館長に頼まれたから行動を共にしてやるが、貴様になど負けんぞ!
教団を潰すのはこの俺だっ!!(ビシィッ)
颯刃:え…っと…、斎の知り合い?;
斎:さぁな、只の気違いかも知れん(シレッ)
誠:Σ待てぃっ!!
気違いとは相変わらず失礼千万な奴めっ!;
鏡人:(…礼儀を求める相手を間違えているな…)
誠:九龍颯刃、俺は木城誠だ、マスマティシャンの中でも有望視されている、覚えて置け
颯刃:え、あ…あぁ…;(苦笑)
斎:それで、言いたい事は終ったか?
誠:グッ、ぬぬぬ…;
斎:コッチは暇じゃない、用件が無いなら失礼する
誠:ふ、フンッ、そうやって逃げに構える辺りが貴様の弱さの顕れだな
赤兎:(コイツめんどくせ〜;)
誠:大体、五鴉斎!貴様と言う奴は…
颯刃:…!…来るぞ!!
(戦闘体制)
誠:な…っ!?;
鏡人:(無言で誠の服を掴み退かす)
斎:…喰われれば良かったのに(ニヤニヤ)
誠:き、貴様…!
赤兎:戦闘に入ります、皆さん、気を付けて下さいっ!!
(猫被りルーチン発動中)
斎:蟻か、多少種が異なるな…
鏡人:………
颯刃:問題無い、行こう!!
―――――ーーーーーーーーーーーーーー
颯刃:ふう…倒せたけど…大丈夫か?
(2人を見る)
斎:些細な出血だ、すぐ治る(ニヤッ)
鏡人:…問題無い…
(手を開いたり握ったりし、麻痺の感覚が抜けたのを確認する)
颯刃:良かった(笑)
そういえば、木城は…?(周囲を見渡す)
鏡人:…颯刃…(視線を促す)
赤兎:何だ、別のガーディアンと当たってやがる
今のうちに行こうぜ?
颯刃:え、でも…;
斎:放っておけ、時間の無駄だ(スタスタ)
鏡人:…今は任務を優先すべきだ…
颯刃:…ん、解った;
誠:…どうだ俺の実力を…って居ないっ…!!?;(ガーン)
―――――ーーーーーーーーーーーーーー
颯刃:なんか遠足みたいな雰囲気にも見えるよなぁ〜
斎:さて、な…
鏡人:………
歩夢:あっ!二猿君〜!(手を振り近付く)
鏡人:…蛍原…
颯刃:んん?また知り合い?
鏡人:…あぁ…
歩夢:初めまして〜、と言っても私は知ってるんだけど…蛍原歩夢です、宜しくね〜?(笑)
鏡人:…任務に選抜されたのか…
歩夢:そうなの、あんな陰気な教団なんて、潰してやるんだから!
颯刃:頼もしいなぁ、期待してるよ(笑)
歩夢:任せてっ!
…でも…こんなイケメンに挟まれるなんて…九龍君羨ましいなぁ…(ぼそり)
颯刃:え?
歩夢:あぁ、何でも無いよ!;
斎:ククッ…談笑中済まないが…客が来た様だな…
颯刃:うわっ、凄い風だ!;
赤兎:魚型のガーディアンです、気を付けて下さい!
(猫被り中)
鏡人:…蛍原…下がるか…?(銃構え)
歩夢:ううん、メンバーもすぐそこだから、アッチの片付けとくよ!
鏡人:…そうか…
斎:脳味噌剥き出しとは、えげつない姿だな…
―――――ーーーーーーーーーーーーーー
颯刃:…斎…;
斎:………
(ポタポタと水を滴らせながら、ヤレヤレと軽く溜息)
颯刃:風邪引いちゃいそうだな;
斎:全くだ、水も滴る何とやらとは言うが、濡れてやる義理も無いからな
(方程式を使い、一瞬で乾かす)
赤兎:自分で言うなよ…;(ぼそり)
鏡人:……(視線を巡らせる)
歩夢:わわっ、ちょ、気持ち悪いからコッチ来ないで〜!!;(ナイフ連投)
赤兎:まぁ、確かに可愛くは無いよな;(ぼそり)
誠:…以上の解を用いて、燃え尽きろ!!
(ボイル発動)
歩夢:きゃっ!?
も〜、まこっちゃん、遅いっ!!;
誠:貴様が勝手に先に行ったのだろうが!;
そもそも俺は道中に来るガーディアンを潰しながら来たんだぞ!?
歩夢:ぶ〜、…あ!
(軽く膨れた後、視線に気付き慌てて苦笑を浮かべる)
颯刃:メンバーって、彼だったのか…(苦笑)
斎:苦労モノだな(シレッ)
赤兎:んな事より、コンベンションセンターなら直進、オレ様一押しのタワーホテルはそっちだぞ?
斎:…廃墟のホテルに連れ込みたいのか?(ニヤニヤ)
赤兎:Σばっ!馬鹿、教団が潜んでそうってだけだっつ〜の!!;
鏡人:…颯刃…
颯刃:そうだなぁ…此処は学園の読みのコンベンションセンターから行ってみよう
赤兎:なっ!?;(ガーン)
斎:クククッ…了解した
鏡人:…何も無ければ後で手掛かりを探しに行けば良い…
颯刃:あぁ、まずは様子見だな…
To be continued...