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雪が溶ける頃

私たちも融け始め

もう二度と会わないかもしれないね、と

そんな風に想う私を

スノードームの君だけが

淡い雪のように泣いていた

何度も呼んで
何度も聞いて
それでいいよ
なんて非合法な、関係なんだ

分からないふりをしているわたしに、あなたがもしも気付いたのなら
鍵を開けて
逃がしてしまえばいい
新しい道をつくってそこから二人で行けばいい

ねぇ
どうなるかなんて、

／

首輪をつけて
手錠をかけて
それで安心を得ている
なんて非道徳な、人で無しなんだ

逃げ出したくなったわたしに、あなたがはっきり気付いたのなら
餌をあたえず
殺してしまえばいい
鳥かごから巣立つまえに壊してしまえばいい

ねぇ
これがさいごだから、