「僕、君の事が心底嫌いだよ」


口角が口を開く度に、何度も切れては血が滲む。

鉄の味。鈍く刺す様な痛み。


「まぁ、なんだ。
残念ながら生きてるって事だよね」


悪態吐く君におどけて笑った。