割と嘘吐き、たまに本当
本音咄を出したってそれはまた冗談みたいで
そんな彼と、鎖と血肉
「“正しい”なんて、既に“間違い”なんだからさ?」
赤い鎖から断ち切られて
黒い林檎を取り零した
その指が染まったら
また『繰り返し』?
顔を合わせると大抵「嘘?」って態度が見え隠れされてる絵描きさんww
主人に軽く疑われ
相棒に嘘吹いて
兄弟に手を掛けて
気軽に気楽に、笑って
息を吸う様に嘘を吐いて
塗り重ねた配色で描き続ける
それって余裕?
それとも諦観?
「いやいや、傲慢」
自分が居ないから、
変わりに呟いたその名前は、
忘れられない捜し人
独りぼっちを蔑んだ
その結果絡み付いた鎖の名前
そりゃ俺には不義だがアンタには忠義なモンだね
何回も殺しちゃった兄弟の眼
冷たく射抜かれた方が良いよ
ゾクゾクしちゃうね
次は上手く交わしてよ?
カミサマ、教えてあげようか?
俺がアンタに嘘吐く理由
誰にも内緒の真実は…
「道化の戯れ事でしか無いでしょう?」