歌うきっかけは、閑散とした裏路地で
薄汚れながら生きてきて、初めて魂が震えた出逢いだった…
俺は何でもやって来たんや、殺しも盗みも騙しもな?
せやかて、王者の前では動けんくなるんよ
誰もが、そんな兄貴に憧れとったんや…
もう、戻れない
もう、戻らない…
交わらない道で、ふとした瞬間にお前を見てるんだ
俺は普通だった
死を痛感して、ボロ雑巾みたいにして生き残った
異常になった俺を、世界は歓迎しなかった
刻印は施された
愛されたかった命すら
傲慢か慈悲か
アナタの一存で大罪となる
手を伸ばしても届かない
太陽は沈んだ
夜明けは、もう要らないと思っていたのに…
近付きたくて
役立ちたくて
夢中で追って来たのに、貴方はまだ、遠く先に…