金属でできたインプラントを骨に埋め、周辺組織で固めるといっても、金属アレルギーが問題になることはほとんどありません。
外科手術で入れられるボルトと同じ素材で、チタン、セラミック、金などアレルギーの原因となることはほとんどない素材から作られています。
インプラント治療に保険が適用されることはまずありません。
全額自費を覚悟しましょう。
ですから、経済的な負担を最低限にするためにも、金属アレルギーの患者さんは遅くとも手術の前までに、歯科医に確認しておくと一番良いでしょう。
様々な条件から、普通のインプラント治療は困難とされ、限られた歯科医に出会おうとすれば、どこの国までも治療を受けに行くことも考えるべきです。
北欧諸国はインプラント先進国といわれ、全世界から研修に訪れる歯科医がいるのです。
インプラント治療で、失った歯を取り戻すためにはすぐにあきらめることなく、できる限りの情報を手に入れるしかありません。
インプラント治療も医療行為ですが、普通は保険適用外で、全て自己負担ですが、医療費控除の対象なので、ぜひ受けましょう。
医療費控除は職場の年末控除の対象ではなく、個人で確定申告をして収入から医療費を控除されます。
確定申告で忘れてはならないのは歯科医でお金を払ったときにもらう領収書が支払いの証拠となるためなくしたり、レシートの印字が消えたりというミスがないよう暦年単位で、大事に保管しておきましょう。
インプラント治療は多くのケースでとても有効ですが、マイナスの部分も理解しておきましょう。
最大のデメリットは費用が高額になることです。
高くついた場合、数十万円にもなることも珍しくありません。
そして、治療にミスや失敗があると健康被害が起きると、かなり深刻化するデメリットも忘れないでください。
ごくまれなことですが、患者の死亡例も実際にあります。
ブリッジや入れ歯に比べ、インプラントでは噛んだ感じが自分の歯に近く、自分の歯のように安心してガムを噛めるのもけっこう大事なメリットの一つです。
隣の歯の上に人工歯をかぶせるのではなく、インプラントの根元はあごの骨に埋まっているので歯が取れる心配をすることなく、安心してガムを噛めます。
インプラント全体も、ガムを噛むくらいでは何ともないくらい丈夫に作られていることはいうまでもありません。
キシリトールガムも、問題なく楽しめます。