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インプラントの人工歯(上部構造)は、アバットメントを

インプラントの人工歯(上部構造)は、アバットメントを通じて人工歯根に固定されますが、全てが同じ構造ではなく、各パーツの構成により何種類かのタイプがあります。


人工歯根とアバットメントが一体型で、一回法の施術に用いられるのが1ピースタイプと呼ばれるもの。


そして、分離型の2ピースタイプがあり、ほとんどのインプラントは2ピースタイプです。


この2ピースタイプはさらに、人工歯根にアバットメントを接続する部位の形で、歯根側が凸になっているエクスターナルタイプと、歯根側が凹になっているインターナルタイプに分かれますが、インターナルタイプの方が最近はメジャーになっています。


現状では、インプラント治療のほとんどは自費となるため費用を払いきれるかどうか心配になる方も決して少なくありません。


しかし、クレジットカードの分割払いや、例えば、デンタルローンと呼ばれるような信販会社のローンで支払いができる融通の利く歯科医院が多くなりました。


手持ちの資金が十分でなくても、インプラント治療の開始は実現できるようになりました。


「インプラントって差し歯とは何が違うの?」という質問はよく訊かれます。


まず、差し歯というのは、残った歯や歯根をベースにして、そこに人工の歯を差し込むものです。


なので、完全に歯を抜いてしまった部分には、そもそも埋め込む先がないわけですから、使えないのです。


さて、そこでインプラントですが、これは金属製の歯根を顎の骨に埋め込んで癒着させ、そこに義歯を被せるという手順で施術が行われます。


自由診療になるので差し歯より高いですが、歯がなくなっていても施術が可能なのがインプラントの特長ということになります。


費用や手間の面から考えても、インプラント治療はブリッジや入れ歯など、他の治療が困難な患者さんが受ける治療です。


クラウンやブリッジの支えになる歯がない、義歯では上手に噛めないなどでインプラント治療を選択するという患者さんに適用されるのが普通です。


インプラントは人工歯根をあごの骨に埋め込んでいるので、自分の歯に近い噛み心地が得られ、きちんと噛んで食べる感じがあり、食べることが楽しくなります。


インプラント治療によって義歯が使えるようになるまで、段階が大きく3つに分かれます。


第一に、歯茎を切り開き、あごの骨を削って人工歯根を埋め込む、それからあごの骨や周辺組織と人工歯根がしっかり結びつくのを待ち、三番目として、歯根にアタッチメント(連結部分)をはめ込み、その上から義歯をかぶせて完成というプロセスをたどります。


時間を要するのは、人工歯根の周りに組織ができて骨にしっかり定着するまででこの間、2ヶ月から6ヶ月、じっくり待っていることが大事です。


ですから、インプラント治療全体では最短で3ヶ月、最長で10ヶ月ほど必要になってくるわけです。
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