2011-5-20 01:11
遅れたけど、今日見たよ。
劇場版ガンダム00
A wakening of the trailblazer
うーん。「来たるべき対話」というテーマはすんごいよかったんだが。
もったいなかった。
最後のUVERworldのクオリアを使うタイミングが惜しい。
実に惜しい(>_<)
なんというか
ガンダムなのに
敵が
木星からきた宇宙怪獣的な存在っていう……(笑)。しかも金属化して寄生する。。。謎の異星体。通称ELS。
人やものに寄生して融合することでしかコミュニケーションの手段を持たない生体。
だから今回モビルスーツによる近接戦闘があまりなくてちと戦闘面は微妙。ほぼ銃撃かガンダムが金属に寄生されるシーン。
主人公のセツナが
進化した人類。イノベイターとして
人類代表で敵の中心核に侵入し、彼ら異星体、通称ELSとの和解をはかろうとしたこと。
テロリストだった自分を悔いていた人生に「生まれたことの意味」を見いだせたのは本当によかった。
ってか敵の猛攻(寄生攻撃)を受けながらも捨て身で突破口をひらいた、かつてのライバルがめちゃくちゃかっこよくて泣けた。。。
そのグラハムエーカーさんがグレンラガンレベルにかっこよかった(笑)のは収穫。
ダブルオーの世界では平和の象徴が「花」で
セツナとELSが和解した証?に宇宙に巨大な花が咲いたシーンでUVERworldのクオリアが流れたんだけど、
そこじゃなくて
最後のエピローグ部分で
50年後の世界の果てで、おばあちゃんになって目も不自由になって一人オルガンを弾いていたヒロインのもとに
若いままの姿(ELSとの融合&イノベイターだから)のセツナが帰ってきて
そっと抱き寄せるシーン。
でクオリアを流した方が絶対によかったと思う。それだったら最強に泣けて涙枯れ果てたのに(笑)。
いや〜もったいない。
ELSが戦いの最中に学習してきて、モビルスーツの姿を真似たことから、相手と同じ形になるというコミュニケーション方法も覚えたことがわかる。
そのELSとの融合を受け入れたガンダムが最後に「花」に変成したのは
ヒロインの家のまわりに咲く花畑を真似て自らが平和の象徴になったのか。あまりの美しさについ真似て自らもその一部になろうとしたのか。
あの最後のシーンはまぢすばらしかった。
この作品は
「すれ違いの恋」
というテーマもさりげなく描いていたと思う。
国も違う、生まれ育った環境も違う、信仰も違う、言葉も多分違う。。。
道は違えど争いしか生まない世界に「すべての人々がわかりあえる」方法とは何か、つまり同じ平和を探していた男女が
時空を越えて最後結ばれるという(おばあちゃんと青年)
なんともせつないストーリーでもあった。
時々戦争からは程遠いキャラに焦点を当てて、どのように平和が崩れ巻き込まれていくのかなど、キャラにあてるスポットライトを上手くずらしたのもなかなか上手い表現技法だったとおもう。
世間的な評価は結構低めなダブルオーだが
俺はなかなか悪くないと思います。
ただ
量子化とか
量子ワープとか
星を切るビームサーベルとか
意思共有フィールドとか
どんだけ
ガンダム強くなるんだ(笑)
もう神でしょ。
ロボじゃなくてもいい領域までいってるわ(笑)