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No title

いつからだろう

眠るための薬が必要になったのは

ふと、考える

すぐには思い出せなくて

ぼんやり浮かんだ歳よりもずっと前から

自分は酷い不眠症だと知る

それでも

君の温度を一番近い場所で感じている間は

その不眠症からも解放されていた

だけど、ね

一番新しい君の温度を

思い出すのに時間がかかって

そんな自分が嫌いになる

昨日の電話越しに聴いた君の声を

ゆっくり確かめるようになぞって

明日の君と一緒にいたいから

深いひとりの夜を過ごす

ねぇ、早く

おはようも

おやすみも

吐息が触れるくらい近い距離で

君に伝えたいよ

その日々が来たらたぶんきっと

今この手のひらにある錠剤も

必要無くなると思うんだ

だって

君が一番の

あたしのこころに効く薬なのだから
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