「もしもし!?」
「なに?どうしたの?」

仕事中のせかせかした話し方。
あ、夜勤中だった、、
忙しそうで低い声。

「ううん、やっぱいい」
「なに?今巡視中なんだけど」
「ごめん、なんでもない」
「なんでもないって、
なんかあったで電話したんやろ?」


「悲しばりにあった!!



恐怖で半泣きでそう話すも
「なんや、そんなことか、
ちょと忙しいでかけなおす」
すぐに電話が切れて
淋しさとダブルで涙が出たwww

少ししたらすぐに電話がきて
経緯を泣き泣き話したら
「身体が疲れとるんやて!
頭だけ起きとっただけやろw
オレなんてしょっちゅうやて」

「でも声も聞こえたし
手も握られたしー!!」
「夢と現実がごっちゃに
なっただけやてww
目だけ起きとったで
身体がうごかんのやろ」
「目だけ?
「脳が起きとるの!!」

ゎしょーもないことで
電話なんてしてきてwみたいな
バカにしたような感じだったけど
ゎほんとに恐怖で死にそうだった

「変な妄想が造った世界やて!
んで幻聴まで聞いたんやわw」
「ほんとに怖かったのにー!!」

「身体が疲れとるんやて!
はよねときwww
あ、寝る時にまたなるかもよ
オレもよくそうだから

そんな意地悪まで言うからさ
余計に目を閉じるのも怖いわw

まー、悲しばりが何かとか
不規則な生活や疲れが原因で
レム、ノンレム睡眠のサイクルが
狂ったときになりやすいとか
そんなことくらい知ってるけどさ

の場合そこに、
目をあいたら天井だとか、
床に手だけ立ってるだとか、
誰かに首を絞められるだとか
いるはずない人が見えるだとか
身体に何かが覆いかぶさるだとか

そういうスピリチュアルな体験が
同時にやってくるから、
そっちが猛烈にこわくて。

今回なんて温もりや
声までリアルに聞こえて
もーほんとパニック!!

ゎしょっちゅうなるからって
この恐怖をわかってもらえなくて
ちょっと淋しかったけど

まー、淡々とした
これがうちのなんだしね、
「疲れてんだな、早く寝よう」と
諦めて目を閉じました。

悲しばりは仰向けだとあいやすい、
そんな言葉をネットで見つけたんで
横向いてまるまって、

何も見えないように
枕灯もすべて消して寝た
どんな怖がりてwww
今になればおかしいけどね、

もーひどい動悸やったなー
疲れてるところに、
さらにダメージを受けた感じ

そんなで寝不足も解消せず。
やだな、こわい。
この世のものじゃないものが
いっちばん怖いんだから。


少々いじけている
なのでした。