ドキドキしながらこんにちはと受付に名前を告げ診察券を出した。
担当の看護婦さんが目の前に現れた。
実は俺、小心者??
看護婦さんに連れられ病室にむかった。
時計は7時過ぎてた。
病室のドアを開けるとホテルのような部屋だ。
専用のバスルームやトイレも完備されてる。
上を見上げるとカメラがあった。
この部屋は録画されています。着替えはバスルームでお願いします。と看護婦さんに言われた。
今日はしっかり検査しますから、頭から足まで器具を装着して寝て頂きますので、先ずはシャワーを浴びて寝巻に着替えて下さいね。
9時過ぎに器具の装着しますからそれまではテレビでも見ていて下さい。
と言いって出ていった。
冷蔵庫にはお茶や水まで用意されていた。
早速シャワー浴びて歯も磨き寝巻に着替えた。
こんな事もあろうかと今日の日の為に日頃読みたかった本を買ってあったから読む事にした。
気持ちいい温度調整だ。
あいかといると寒がりだから今日は自分の好きな温度にした。23°
ベットに寝ながら持ってきた本を読み出した。
9時になると看護婦さんがドアをノックした。
凄いコードが沢山ある機械を運んで来た。
では始めま〜す。器具の装着が始まった。
先ずは足にセンサーを取付てお腹や胸、頭や顔にセンサーを付けた。
塗り薬を塗りその上にセンサーを貼付けて行く。
全身センサーだらけの俺が出来上がった。
まるで人造人間に改造される前みたいだ。
看護婦さんは部屋の明かりを徐々に暗くした。
ダウンライトだ。
ではおやすみなさいと言い残し看護婦さんは病室を出て行った。
時計は10時だ。
こんなにセンサーが着いていたら、さすがに寝れそうもない。
頑張って目を閉じた。
時計は11時前。
ナースコール。
看護婦さんが来た。
全く寝れませんと言うと睡眠薬を1錠くれた。
羊を数えて見たが、30匹くらいになると逆に頭が羊だらけでよけい眠くなくなった。
時計は12時。
さすがにやばい。
看護婦さんを呼んで睡眠薬をもう1錠飲んだ。
ひたすら目を閉じて寝るのを待った。
時計は6時。
朝だ。検査終了。
体中のセンサーを外して貰った。
看護婦さんに夜中にとび起きてトイレ行こうとしたらしい。が全く覚えていない。
夢遊病? でも本当に記憶が全くない。
無呼吸もかなり何度もあったようだ。
看護婦さんは徹夜で寝ている姿を見てるようだ。
シャワーを浴びて終了。
と初めての入院は無事終わった。