三井不動産(菰田<こもだ>正信社長)が千葉県柏市のつくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」周辺で開発を進めている「柏の葉スマートシティ」の中核街区「ゲートスクエア」が8日、本格開業する。7日には菰田社長らによる記者会見が開かれ、サービスや施設の全容が明らかにされた。

柏の葉スマートシティは県、市、東京大学、千葉大学など公・学・民が連携し、健康長寿、環境共生、新産業創造の実現をテーマに開発が進められてきた。すでにホテルや商業施設、住宅棟なども完成。
中核施設の本格開業で、スマートシティの「まちびらき」を迎えることになった。

ゲートスクエアには(1)街全体のエネルギーの運用にあたる「スマートセンター」(2)若さと健康を保つテクニックを伝える「街のすこやかステーション」(3)新産業を生み出すためのイノベーションセンター「KOIL」--などを備えている。

同社は東京・日本橋、日比谷で都市型のスマートシティモデルを展開。菰田社長は「柏の葉は郊外型のスマートシティモデルとして成果を示した。今後はビジネスモデルとして海外にも展開していきたい」との考えを示した。
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