「夏場の運動はマスクをしてはいけない」長崎大学大学院森内浩幸教授
6/21(火) 18:56
khb東日本放送
マスク着用時の熱中症リスクについて専門家は、夏場にマスクをした状態だと熱中症のリスクが非常に高まるとして、運動をする際はマスクはしてはいけないと強く呼び掛けています。
鈴木奏斗アナウンサー「マスクを着けていると熱中症になりやすくなりますか」
長崎大学大学院森内浩幸教授「ものすごくなりやすくなります。サーモメーターで測ると分かるが、マスクをした状態だと口の周りが真っ赤に染まっているんですよね。熱が逃げていかないので。熱中症がマスクをしていると何重にも加速する形で起こりやすくなってしまうので、屋外とか運動している時のマスクは、しなくて良いではなくて、してはいけないという強いメッセージを出さない限り、熱中症の被害がものすごく大きくなるかもしれません」
小児科医で感染症に詳しい長崎大学大学院の森内浩幸教授は、マスクをした状態だと体の外に熱を逃がしにくくなるため熱中症のリスクが非常に高まると指摘しています。
特に子どもは体温を調節する機能が未熟なため、大人よりも注意が必要だということです。
森内教授によると、マスクを外した時の感染リスクは、屋外、屋内、問わず十分に換気ができている場合はマスクをしている時と大きく変わらないということです。
長崎大学大学院森内浩幸教授「特に屋外であれば、基本マスクを加えたからと言って、さらに感染予防効果がすごく強くなるということではない。屋内でもバスケットをする時に、バスケットも格闘技に近いくらい体が寄せあうこともあるといってもそれは一瞬ですよね。ですので、体育館の中の換気がそれほど悪くないのであれば、(感染リスクは)そんなに心配はない。いろんな形でマスクを外して、相手の顔を見る、相手に顔を見せることを、その子にとって負担にならないようなスピードで慣らしていくということを、私は急いでやるべきではないかと思います」
森内教授は、気温や換気の状況をみてマスクを外すかどうか自分で適切に判断してほしいと話していました。
厳しい日本のコロナ対策に「緩和スケジュール示して」 英ツアー業者が訴え
6/21(火) 18:11
産経新聞
団体ツアーのみ訪日外国人観光客の受け入れが再開された中、英国の旅行業者は、ツアー中の行動管理など日本の厳しい新型コロナウイルス対策を知り、旅行を見合わせる利用客が一定数いることを明かした。政府は感染状況に応じ、水際対策を緩和することも検討しているが、いち早く緩和の条件やスケジュールを公表するよう求めている。
産経新聞などのオンライン取材に応じた日本旅行を専門とする英国の旅行代理店「Inside Japan(インサイド ジャパン)」では、日本政府による団体ツアーの受け入れ再開発表後、予約件数が徐々に伸びているという。同社の担当者、ジェームス・マンディーさんは、日本製の電化製品や外食などのサービスはクオリティーが高く、「日本に行きたい人は多い。円安も非常に魅力的だ」と話す。
ただ、受け入れ再開に当たって観光庁が発表した順守すべき新型コロナ対策が記載されているガイドラインについて、ジェームスさんは「私たちは歓迎されていないのではないかと感じる」と打ち明ける。
欧米では新型コロナの感染状況が落ち着き、多くの人がマスクを外している。一方、マスク着用の徹底を求め、違反時はツアー終了の可能性もあるとした日本の方針を知り、旅行を先送りにする客もいるという。
また、コロナ禍前は不要だった観光ビザの取得が義務付けられており、ビザが必要ないベトナムをはじめ、他のアジアの国に旅行客が流れる恐れがあるとジェームスさんは指摘する。
コロナ禍に入る前、同社の旅行客の内訳は、個人旅行が8割、団体が2割だった。それだけにジェームスさんは個人旅行の解禁を期待し、規制緩和について「次がどういったステップになるのか早く発表してほしい」と訴えた。
「マスク外して」厚労相が呼びかけ 熱中症リスクが高い夏場の屋外で
6/21(火) 13:54
朝日新聞デジタル
新型コロナウイルス対策のマスク着用について、後藤茂之厚労相は21日の閣議後会見で、特に夏場の屋外でのマスク着用は、熱中症のリスクが高まるとして、「近距離で会話する場合を除いて、徒歩や自転車での通勤通学や、散歩やランニング、ラジオ体操といった運動時には、マスクを外していただくようお願いをする」と呼びかけた。
厚労省は5月、マスクを外してもよい場面について基準をまとめたが、現在もマスクをしている人が多い中で、改めて訴えた。
後藤氏は会見で、毎年4万〜5万人前後が熱中症で救急搬送され、死亡につながる重篤なケースも発生していると指摘。今年も学校で屋外での運動中に、多くの生徒が救急搬送される事例が発生していることもあり、運動時にマスクを外すことを求めた。
佐賀県内の学校、マスク着用緩和へ 県教委、市町教委などに通知
6/21(火) 10:24
佐賀新聞
新型コロナウイルス下で定着している学校でのマスク着用に関し、佐賀県教育委員会は20日、熱中症防止の観点で緩和するよう県立学校に通知し、県内20市町の教育委員会などにも同様の内容を周知したと発表した。16日付。文部科学省の方針を受けた対応。
県内でオミクロン株の感染が急拡大していた1月26日付の前回通知は「児童生徒と教職員は、基本的にはマスクを常時着用すること」とし、熱中症などのリスクが高いと判断した場合は「換気や十分な距離を保つなどの配慮をした上で外すよう対応」としていた。
今回の通知は「基本的に常時着用」を削除し、会話の有無、屋内外の状況、2メートル以上を目安とした他者との距離を条件に着用の必要性を整理した。屋外で距離が取れている場合や、屋内でも他者と距離が取れて会話をほとんどしない場合などは必要ないとした。
マスクしたままダンス練習 体育の授業中に生徒が体調不良、6人を病院に搬送 岐阜
6/20(月) 19:46
メ~テレ(名古屋テレビ)
岐阜県羽島市の中学校で体育の授業中に生徒が体調不良を訴え、6人が病院に運ばれました。熱中症とみられています。
きょう正午ごろ、羽島市の小中一貫校の桑原学園で「体調不良を訴えている生徒がいる」と消防に通報がありました。
消防によりますと、体育の授業でダンスの練習をしていたところ、12歳と13歳の男女、生徒6人が体調不良を訴え病院に運ばれました。
6人はいずれもマスクをしたまま、ダンスの練習をしていたということです。
生徒は手足のしびれや悪寒、頭痛の症状を訴えていて、熱中症とみられ、重い症状の生徒はいませんでした。
6人はすでに回復し帰宅しているということです。