■マジカルガール/3.3
白血病を患っている娘に90万円のドレスをプレゼントしたいがために宝石店を襲おうと考える父親から始まる話。鬱映画として紹介されていました。
終始不気味な映像。最初は父と娘の切ないストーリーかと思わせつつ、場面は精神科の名医を夫に持つ精神病患者の女性の話に切り替わり、話はピタゴラスイッチのような展開になる。
不気味な映像が淡々と進められていき、映像にしたら引きになるようなシーンを敢えて映さない事でこちら側の想像力を駆り立てる様になっています。
波がないと退屈になる人には合わず、じっくり考察したい人におすすめ。だけど話は複雑ではないし私的には私の最大の味方は誰かの敵でもある事があるんだなあと思わされる映画でした。