随分前の事なので、その時何と言ったのか、実ははっきり覚えていない



人生の大事な節目だった筈なのに



だが、結婚したい気持ちを伝えた事は確かだ



「結婚しよう」



そう言いながら指輪を渡したりするプロポーズは相手が確実に受け入れる状況になった場合にのみ有効で、実際にはなかなかそうはいかない



まず、彼女の気持ちを確認したい、と考えての言葉が私のプロポーズ



覚えていないので当事者に確認




「俺、プロポーズしたよね?」




「そぉ?。聞いてない気がするわ」




「え、あ、いや、ちゃんと‘結婚考えてる’って伝えたじゃん」




「ああ、それなら、、、」




「うん、それそれ」





「私、断ったはずだけど」(そか、そーいえば)