天界。ここは、七人の神と三人の巫女が治める世界。十人の指導者のひざ元には、英雄と神獣が住んでいる。
「あら ボス。今日は、人間狩りでもしていたのねぇ。あっ ベスター傷だらけじゃない。私が治してあ・げ・る」
「いらねぇ」
ノリのいい彼女ーじゃなくて彼の愛の治療を冷たく跳ね退けるXAXUXNS。
「んもぅ〜遠慮しないのクーチャン」
ルッスーリアの呼びかけに応えるように派手な羽を扇子に開け孔雀が歩み寄ってきた。
「おねがいね・・・」
孔雀が息を吸い込むと羽から黄色の光が孔雀の周りに輝いた。
「くぁ」
ベスターが孔雀の上に覆いかぶさった。余計なことをするな紅い眼が鋭く孔雀を睨むと逞しい前脚の爪で引っかいた。
「アァァ」
「駄目よ。ベスター クーチャンの羽を引っかかないで!」
ルッスーリアが止めにはいるもののベスターに引っかかれた。
「イヤァ」
孔雀の羽が舞い散る。ルッスーリアの紅い髪が切られた。
「あぁぁぁ!?私のおっしゃれが」
「ベスター」
主に呼ばれるとベスターは、歩いた。ルッスーリアと孔雀を後にした。
主は、酒と肉が好きな方だ。大盛りのリゾットを平らげると強い酒を飲み干す
「GAA」
「ベスター食え」
フイーレ肉がベスターに投げられた。
ベスターも主と同じく肉が大好物だ。むしゃむしゃ頬張る。
「ベスター。人間には、近づくなよ。人間は、宗教で神をあげめて敬意を払う癖に不平を漏らす。自分が助かりたい。宗教で一番位の高い奴なんてな 自分こそは、預言者と過信する。昔は、信者は濁らす神を信じたが 。今じゃアレンジして変なのが出やがる。」
今日 人間が天界に入ってきた。宗教の人間らしい。なんならの儀式で干渉が出来ない天界に入ってきたから主で消しにいた。ちなみに天界は人間界の宗教にされていたのは、今は、遠い昔。もうない。
「ベスター貴方に紹介したいのがいるの」
巫女ユニがそう言うと主になる男が出て来た。
染めたような黒い髪 黒が混じった紅い眼。年齢は十代後半。
「GAAAA」
俺は、男の指を噛む。血を垂らしながら男は、俺の首を撫で回した。
これが俺と男−XAUXNSとの出会いだ。