スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

25tラフタークレーンについて

25tラフタークレーンについて

前回はクレーン全体の分類についてでした。

今回のエントリーはそこからさらに踏み込んで、ラフタークレーンの分類についてです。

トラッククレーンについては後日のエントリーで解説いたします。

ラフタークレーンはその機体で吊り上げることのできる最大吊上重量によって分類することができます。

一般的なラフタークレーンの最大吊上重量は、4.9t12t16t25t35t50t60t70tがあります。

その中から今日のエントリーでは、25tのラフタークレーンについて詳しく紹介していきます。

25tのラフタークレーンは、ラフタークレーンの中でも標準的な重機です。ラフタークレーンの大手製造メーカー3社からも多数の製品がリリースされています。

加藤製作所の商品だと「MR-250」「MR-250R」「SR250」「SR250limited」「SR250R_H」「SR250R_X」「SR250sp」「SR250spV」「SR250VR_H-MJ」「SR250VR_H-PJというように、多くのモデルが提供されています。

コベルコクレーンからも「RK250-7_mc」、タダノからは「GR-250N」というモデルで、それぞれ提供されています。

ラフタークレーンの中でも最も重要視すべき性能は、その作業半径である、と言うことができます。

25tのラフタークレーンの作業半径も、アウトリガの張出とブームの長さに応じて、2.5m27.5mと幅があり、ラフタークレーンを使用する現場の作業環境に応じて使い分けることが重要です。

同じ25tのラフタークレーンであっても、各メーカーごとに仕様が異なるため、事前に性能を調べておくことで、現場で作業ができないといったトラブルを回避することができます。

それぞれの重機の作業範囲や詳しい仕様については、各メーカーのホームページにある性能表で確認することができます。

ラフタークレーンについて

ラフタークレーン(ラフテレーンクレーン)を中心に、クレーンの種類や用途を解説するブログです。

クレーンの種類は、大きく分けると「固定式クレーン」「移動式クレーン」の2種類に分類することができます。
前者は高層ビルやタワーの建設時に、その建物に固定された形で機能するクレーンであり、自走することが出来ません。
後者は、車輪がついているため、自走することができます。ラフタークレーンは「移動式クレーン」に該当します。

移動式クレーンをさらに分類すると、トラッククレーン、オールテレーンクレーン、ホイールクレーン、
ラフタークレーン(ラフテレーンクレーン)、クローラークレーンの5種類に分けることができます。

それぞれのクレーンの機能や特徴は、次回以降のブログで順次解説をしていきますが、
今回は当ブログのメイン重機である「ラフタークレーン」について、説明をします。

ラフタークレーンは、一般の自動車と同じで、車体の前方(前輪)と後方(後輪)に車輪(タイヤ)がついた、2軸4輪駆動式のクレーン車です。
1つの運転席の中で、走行とクレーンの操縦の両方が行えることが大きな特徴です。
街中でも幹線道路や大通りで見かけることができる、最も目にしやすいタイプのクレーンのひとつと言うことがきます。

最大吊上荷量は4.9t〜70tクラスとバリエーションも豊富で、上述の4輪駆動、4輪操舵を採用しているため、
狭隘地での機動性に優れ、不整地や軟弱な地盤でも走行し、作業をすることができます。

ラフタークレーンのように、吊上荷重5t以上の移動式クレーンを運転、操作するためには「移動式クレーン運転士」の免許が必要で、
公道を走行する際には道交法上の区分に応じた各種の自動車運転免許が別途必要になります。

次回は「トラッククレーン」について、解説をしていきますので、ご期待ください。
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2024年05月 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31