またまた夜中更新…
こんばんは
今日はお出かけするつもりだったのだけど、アテが外れたので、家で用事をしていました
夕方に母にぜんざいを作ったからと呼ばれて、年末に作ったお餅の生き残りをいただきました
マシーンで作っても、実際にお米から作ったお餅は美味しいです
それに、めちゃ甘なのは苦手なりこには、自宅で作るおぜんざいの方が口に合ってるかもしれません
そんなことを思いながら、食べてたら、母が昔の話をしました
癌をして30年ってことは、ちょうど30年前の今日、りこたちがぼた餅を作ってくれたのよね…
って…
お彼岸に参るお墓をもたないりこの家族は、お墓に行くことはなかった代わりに、年に2度のお彼岸に母がおはぎを作ってくれて、食べていました
母が癌を患って、只ならぬ長時間の手術をした後に、医者が止まるのも聞かず早目に退院してきた母に、何とかいつものお彼岸を過ごして欲しいと、りこが言い出したのでした
と言うより、いつも通りの風習をやらなければ、不安で仕方なかったのかもしれません
りこと弟の世話をしに来てくれていた祖母は、いやいやながらも手伝ってくれました
私も弟もまだ自分たちだけでぼた餅を作れるほど大きくはなかったから…
弟と私、不器用な4つの手で、もちゃもちゃと作ったぼた餅には、変な所にあんこが付いてたりして、あんまり美しくはなかったのを覚えています
そうして何とか形になったぼた餅を、外に出て食べました
母は身体がとても辛そうだってけど、喜んでくれた
今日の母は、それを思い出していました
あの時のことは一生忘れないわ〜
って…
りこも忘れません
子どもというのは、親が危機の時にぐずったり、わがまま言ったりしません
不安だけど、できるだけ親の足手まといにならないように、必死で背伸びするものです
大人になった今、時々、そんな少年や少女に会います
外から見ると、平気なように見えるかもしれないけど、本人は平気だよと言うかもしれないけど、そんな時は、たぶん本当は必死…
でも、りこはその必死なのを、平気そうだねって流します
必死なこと、きっと今は気づかない方がいい…
大人に同情されるより頑張れるから…
精一杯背伸びして、それが大人に近づくってことだから…
りこもそうやって、大人になりました
30年経って、母は本当にホッとしてるんだな…って、今日は再確認しました
母は今も他にややこしい病気にいろいろ悩まされているけど、少しでも穏やかに過ごしてくれたらいいな…
そんなお彼岸でした
おやすみなさい