いつも思うのだが話しかける相手は鏡
ニッとしてみたりムスッとしてみたり口を開けて「あー」と叫んでみたり
同じ白い朝
白い顔
向こう側の自分に会えたら何かが変わるのに
呼んでも呼んでも応えはない
思い切り笑って思い切り泣いて夢を取り戻したいと願うのは酷なのか
明日を取り戻したいと願うのも酷なのか
自問自答すり抜けて通れるものなら通ってみたい
諦め切れない思い出と共に向こう側へと辿り付く事が出来たら
きっと本当の自分に出会えるはず
鏡に話しかける事も無くなる
ナイフのように尖った性格もいつしか変わる時が来るかも知れない
夢を見た
明日を見た
ほらもう大丈夫
教科書通りの道はいらない
孤独だった自分よさらば