シンジャ

 
井上王者の試合、ブツ切りのダイジェストでしか見ていない。たぶん井上の試合は、地味なシーンでも彼の動きに着目すべき所が満載なのではないかと思われる。そう、イチローのプレイのように。でも私にはあの動きは速すぎて、繰り返し繰り返し繰り返し繰り返し見ないとわからん笑 
ただひとつ。ずっと印象に残るであろうシーンがある。井上のダウン。というよりダウン後の所作である。名場面としてではなく、井上の凄さというか、井上がいかにボクシングを愛しているかを垣間見た瞬間。 



彼はかつて何かのインタビューで、負けることは怖くないといったらしい。それはハッタリでもなく負ける気がしないというようなイケイケ発言でもないことを、証明してみせたかのような場面なのでした。 





敗者達が、『俺にミスがあった』的な発言をするとき。以前の私はたとえばヒクソンの敗者の弁がそうであったとき、ただの言い訳にしか聞こえませんでした。しかし今、井上に敗れた者達のそんな発言を聞いても、違うニュアンスを感じる。気付きと希望を与えてもらった人の率直な気持ちのように聞こえてくるのです。 





真体功が示す シンXタイ

身体背部に、真中心を中心にX型のケイがあることが判明した。これが身体動作の要であり、礎である。中国武術のケイとか、肥田式でいう正中心とか、高岡英夫氏の身体意識とかを、否定したり相反するものではありませんけれども、ともかくこれは、とても重要なチカラとなるのです。 

たとえば。小脳の働きについて、エビデンスだの何だのと、科学や他人の研究結果などを私は待ってらんないのです。学術的に正しいものかどうかってのは、それが『私が今生きていること』の参考になっていないのならば、どうでもいいことなのであります。 

首が固くて真上を向けない人を診ました。理屈的思考では頸椎の筋骨を診断しますが、私の直観は別のものを見た。それに従って後頭部にそっと触れた。そしたら真上を向けるようになりました。 
私は、その人の身体に催眠をかけたのです。いや正確に言えば、『催眠を解いた』のです。 








シンカカト落とし

 


シンタイコウの基本型動作は、カカトを浮かせます。でも爪先重心にはしません。重心はカカトに落とす心持ちで動作することによって、腰がメチャ入るのです。 
肥田式強健術の『下体』動作も同じだとおもいます。そしてこの身体動作と重心感覚は、歩行においても重要となります。 
 
次回予定『愛し合ってるK』 






シンム

 
映像やストーリーの無い夢を睡眠中に見ていることがある。それは『言葉』。
『文字を見ている』ではありません。言葉を読んでいます。抽象的でいかにもドリーミーな言葉の時もあるが、とても理路整然とした話を読む場合もある。(夢にしちゃあ随分現実的な理論だなあ)と、夢の中で思う。夢を見ているってことを知ったうえで、そう思ったりしている。 

昨晩は、『蕎麦は完全食である』という話を読んだ。 

次回予定『愛し合ってるK』 



メソードチャンプルー ※追補アリ(訂正&お詫び)

 


立禅をするとき、樹木を抱えるイメージで両腕をこさえる、てゆう様な指南がありますけれども、イメージ法使うんなら、『好きな人と抱き合う』の方が素晴らしく有効です。してしかしそのイメージの、その正体は、ジブンジシンに他ならないのですけれども。 

運動科学の第一人者といわれる高岡英夫氏の提唱する『身体意識』に、『ウナ』とかいうやつがあります。主にハムストリングズの上半分。
図で見ても私の身体意識はピンときません。が、あの2本の縦線の上端をカスガイのようにつなげる横線を加えて意識することで、リアリティが生まれます、私はね。それは股関節ラインになってます。更に具体的にいうなら縦線は内ハムから仙腸関節ラインである。私はこれを『ナウ』と名づける笑。 
 
 ↑訂正。4月29日19時50分 
其所の名称『ウナ』じゃなくて『裏転子』だったかも。つーか場所的に裏転子という名の方が適切なので間違いないかと。ちゃんと調べ直して言っているわけではないので、また間違ってたらごめんなさい。
 


次回予定『ホンモノのシンタイ』 








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