最近のスカーレットです。わが家のキッチンでの一枚。


話題:人間関係

最近、わが町のとある場所で「タヌキとキツネのばかしあい」を見る機会があった。

タヌキは、以前はキツネの家にしょっちゅう入り浸り可愛がってもらっていたのだが、もっと「旨み」のあるクジラと出会いキツネを身限り長い間交流を絶っていた
。

このクジラときたら権威に弱く自信がない。タヌキはそんなクジラを上手く「よいしょ」して巧みに操り、やがて両人は互いに依存するようになっていったのだ。

このタヌキほんとにずる賢い。キツネを持ち上げてはストンと落とし、陰ではさんざん悪口を叩いているくせに、理由をつけては平気でキツネの家にお邪魔したりしする。面と向かっては愛想良く沙汰を詫び、いかにもキツネを慕っているように周囲に信じさせるのに長けている。

キツネもキツネで身限られた理由を知って知らずか、人前ではいかにもタヌキを可愛がっているように演出する。このおきつねさんなかなしたたかで、しばしば「虎の衣」を着て地域の人相手にハッタリをかましたりする。

わが町の純朴で人の良い住民はキツネとタヌキの正体を見抜いても何も言わず受け流し、或いは私みたいに気づかぬふりして最低限の敬意を払う。

キツネもタヌキもそしてクジラもそれぞれ芸術を生業としている。練習なんてしていないにちがいない。飲んだり食べたり遊んだりばかしあったりするのに忙しくて練習どころではないだろう。こんなんで通用するとでも思ってるのだろうか。

ピアノは練習すればするほど上達が可能だと思う。だけど、不器用で要領の悪い私の場合、人間関係は経験を積んでもなかなか上手くいかない。まあいい。私はキツネにもタヌキにもクジラにもなりたくない。そうだ……猫がいい。(笑)

今日はお日様が見えてるけど、ほんのちょっぴり雨が降ってます。「キツネの嫁入り」か?