ねえ、居酒屋の話の妄想だけどさ、居酒屋出るところまで話が進んだって言ってるのに、全然店出てなくて草。
飲み会すら始まっていない。
妄想カテの話ね。
何個か挟んじゃったから忘れ去ってたのかもしらんけど、秋山が迎えに来てくれて姫抱きしてくれるとこまで話出来てたのに、まったく触れてなくて前提深堀りで話終わってて、まーじで草生えた。
あれえ?
うちのスパダリ彼氏が心配してお迎えに来てくれるんだけど、お迎えのおの字も出てなくて笑ったわ。
ってことでふすまスパーンからの抑制剤ガブ飲みで完璧な営業用の笑顔でご挨拶して、青筋たてながらモモちゃん引っ張って外(店の外じゃなくて個室の外。襖の向こうの細い上がり框とかかな廊下かな)に一旦出るまひるさん。
「もーもーせーえ???今日はヤマトくんが件のお礼がしたいからって話じゃなかった?三月くんがいるなんて聞いてないよー???」
「いや俺もそのつもりだったんだけど、リーダーだけじゃって着いてきてたみたいで」
お礼がしたいからって今回は予約とってくれたのもあっちだったしっつってー。
ほんまか?ほんまか?図ってないか?って詰め寄るけどそんなこともなさそうで。
そもそもこの中でアルファは三月だけだからモモちゃんなら連れてこんわな。
まあもう来ちゃってるもんはしょうがないし、推しだし怒れないからしゃーなしで個室に戻る。
席順としては奥からまひるさん、モモちゃん、机挟んでまひるさんの前に三月くん、斜向かいにヤマさん、かな。
改めまして渡会です、って自己紹介と存じ上げてますこの前はありがとうございましたから始まる、どれだけ助かったかとか嬉しかったかとか感謝してるかとかの真剣なお話に、
うわー知ってるけどこの子達めっちゃいい子やん、いやこっちが勝手に介入したたけだし、私のわがままというか自分のためにやったことだからそんなに謝らないでーってなる。
(盗作未遂)器物破損不法侵入の現行犯逮捕はあなた達に歌ってほしかったっていう思いしかなくて、ナツiしようぜがアイiナナちゃんの歌として世に出てくれて(改変しちゃってごめんなさい)ありがとうだし、ヤマさんのヒート事件だって本人は何にも悪くないし被害者だし自分はちょっと手を貸しただけだからそんなに恐縮しないでーってなる。
勝手に首つっこんだだけだよーっつってー。
で、どっちもがいやいやこちらこそって平身低頭してたらモモちゃんが「ね、構えることなかったでしょ?」って二人に笑うから「モモちゃん何を言ったの」ってジト目する。
あ、モモのことはリヴァーレとバンさんの前では百瀬って呼んでるけど、他ではモモちゃんで通してる。
本名バレさせるわけにゃあいかないのでこればっかりは気を使ってる。
ならモモちゃん呼びで統一でいいじゃないとも思うけど、百瀬は百瀬なんだよな感(高校からの仲だもんね)。
でそっから音楽活動もされてますよねー、みたいな雑談に入りアイiナナちゃんのグループの話にもなり、メンカラの話にながれーの「渡会さん、キレイなオレンジのネックレスしてますね」ってお兄さんに言われる。
本日、黒のタートルネック(そこまで考えてなかったけど、秋山から形だけ(秋山はベータだから)だけどもらったリボン状のチョーカーしててもいいな。タートルネックの下な)に細身のパンツっていう無難も無難な格好に、大ぶりのオレンジのイミテーションストーンのネックレスで参戦してたまひるさん。
三月推しだからオレンジの持ち物が増えちゃう、所詮ドルオタを発揮(余談だが秋山カラーの緑の持ち物も多い)。
今回は敢えてオレンジの石つけてきた(ただのファンですを押し通すためもある。ファン以上でも以下でもありません)のはお兄さんとモモくんだけだと思ってたから。
三月さんのファンなんですよーあはははー笑ってネタにするだけのつもりだったのに、まさかのご本人がいらっしゃって自分から触れるのはやめてた。
したらキレーに拾ってくれちゃって推しの話になっちゃう。
自分から話すのと人に言われて申告するのは結構な気持ちの差があってだな、、、笑。
想像以上に照れちゃってファン感丸出しのまひるさん。
しかも三月くんから「違ってたらすみません。あの、はじめての野外ライブから、ずっと俺のうちわ振ってくれてますよね?」って、なんと推しに認知?されていたことが発覚。
嘘でしょ。そりゃ産まれた時から(笑)三月くん推しだしペンラつけてチケット配りまくったライブも最後の最後にすべりこんで、自作の三月くんのうちわ(三月!ってオレンジでデコっただけのやつ)振ってたけど、雨だったし最後尾も最後尾だったし、気付かれてないと思ってた。
「ああ!あのミツがすごい喜んでたアレか!」とかお兄さんにも言われて顔真っ赤になっちゃう。
そりゃしょうがないよね。
そっからはモモちゃんにおちょくられたりしながらただただ楽しくお話したけど、抑制剤の副作用でだんだん辛くなってくるまひるさん。
お行儀が悪いが携帯をチラ見したら、秋山から『近くのMックにいるから、終わる頃に連絡して』って連絡きてて、お迎えに来てくれる気満々の彼氏に頭ふにゃっちゃう。
体調悪いのも余計に自覚しちゃって帰りますモードになってモモちゃんにヘルプ。
モモくんはほんとはもうちょい話してたかったけど、体調悪そうなの気付いてる(やっぱり百瀬は百瀬です。聡い)から引き止めない。
秋山に連絡も入れて、じゃあ、彼氏が迎えに来てくれるからって、早めも早めに辞するまひるさん。
外までついてきてくれるっていうモモちゃんに甘えて(個室出るまでは踏ん張って平気なフリしてる。二人には体調面バレてない)、三月くんが視界から消えて緊張が緩んだのか、ガチでグロッキーになりながらお店の外にってか入口まで来たら秋山が丁度のれんくぐって入って来るところで、彼ぴっぴの顔見て気が抜けちゃう。
控えめに抱き着いて秋山の匂いかいじゃう。
「モモさん、ありがとうございます。引き取ります。、、、まひるさん歩ける?顔色悪いよ」
この店内の照明でよく顔色がわかったな。
さすがスパダリ。嫁(まだです)のことは見すぎってくらい見てくれてる。
モモちゃんは申し訳無さそうに謝ってから二人残してるからって個室に戻っていって、
状況から鑑みて抑制剤飲んだんだろうなってのはわかるし、薬とあんまり相性がよくないのも知ってるから気分悪いんだろうなってのもわかるけど、過剰も過剰に接種したのはまだバレてない。
当たり前におうちではバレるけど、まだバレてない。
大丈夫って言ってるけどこの人の大丈夫は信用に値しないから、問答無用で抱き上げる(しタクシー乗っても膝から降ろしてあげない。オメガの習性わかっててえらい)。
抱き上げたことでってか自分の腕の中に囲ったことでちょっと気分が浮上して、イライラしてたんだなって自覚する秋山。
力抜いて寄りかかってきてるまひるさんに、ああこれ相当きてるなと再確認しつつ、すがってくれてるのが嬉しい年下彼ぴっぴ。
っていうところまで話進んだよっておはなし。