コツーン!




いきなり私の頭を叩く妻




「痛っ!何するんだよぉ〜」




「いや、別に。どんな音がするのかな〜?って」




呆れて睨む私に妻は、「ははは、やっぱり軽い音がするわぁ、」と笑うのだった

妻は看護師

「ね、ここ、どうやるんだっけ?」




パソコンにだいぶ慣れてきた妻




「うんうん、なるほど」




まぁ、それでも初歩的な質問は相変わらず




「あっ、そうだ、円グラフとか作るの、どうするの?」




「うっ、そ、それはまだ俺も未知の分野で、、、」




「あら?、それは‘出来ない’のね、分かった分かった」




(くっ!、クヤシーッ!!)

妻は看護師

「パソコンもいつまでも旦那に頼ってばかりじゃダメよね。私もやるから教えてちょうだい」




あれから数年




最近は妻もだいぶパソコンに慣れてきたようだ




一人でパソコンを立ち上げ、カチカチとキーボードを叩き、マウスを動かしたりしている




二人羽織状態で教えていた頃を思うと格段の進歩である。影のスタッフとしても嬉しい限りだ




「ねぇ、ここの名前をこっちに動かしたいの、どうしたらいい?」




「ふんふん、どれどれ、、」




私はしたり顔で立ち上がる




「あぁ、これはここをこうやってコピー、そしたらここに持ってきて貼り付け。ほらね、バッチリ」




ま、上達したといってもレベルは私の足元くらいだからな(笑)




「あ、そう、ふうん、やっぱりそうやるしか無いんだ〜。もっと簡単に出来るやり方あるのかと思った」




き、急に並んで来たなッ!(クヤシーっ!)

妻は看護師

「へぇ、人工の関節があるんだね」



テレビで医療技術の番組をやっていた



「そうよ」



妻は何でも知っている



膝などの関節は老化と共に骨が弱くなり、軟骨も磨り減り、痛みで歩けなくなるのである



そこで金属製関節を手術で取り付ける



私も歳を重ね、膝の心配が無いでもない



医療の進歩は人類の希望



「普通に歩いてるよ、スゲェな」




「焼いたらそこだけ残るのよ」




「そ、そうなんだ、」




妻は知らなくていい所まで知っている

只今、宿直勤務中

4月の桜の花を鯉のぼりに代えて、くまモンにはカブトをかぶせました



ここの施設もやがて一周年。記念行事に向けた準備など、この時間を利用して進めています(そろそろ睡魔がっ!)
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