22/10/10 00:32
  思い出した

話題:行くあてのない気持ち

先程から、妙に貴方を思い出すのは
夜の雨音と テレビから流れる
ピアノの音色

それだけじゃなかった
夢、夢路で貴方の姿を見掛けた

いつも夢の中で現れる街
あの街路樹、石畳 白い建物
革靴の音が軽快に 耳に響く

振り向くと 貴方が
大人の姿だった、大人の姿に
つい 驚く

声を掛けられなかった
ひとり
軽快に歩く彼の横顔を見送った

ふと、彼は生きているのではと
そう信じたくなる程 健やかで

だけど
現実にはいないって
分かっている

だめだ、こんな雨降りの夜は‥
閉じ込めていた想い 願いが
どんどん出ていく‥‥溢れ出る

何故死んだの?なんて
聞ける訳ない
ずっと優しいままの貴方
いっそ嫌いになれたら‥

キミの事、忘れられたのかも知れない

なにもならない
どうしようも ない




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