西の魔女が死んだ/梨木香歩/新潮文庫



中学校に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。

***

久々に再読。

大人気ですね、この物語は。

人にも因りますが私は、心にザクザクと刺さって古傷を抉る物語よりは、心が暖かくなって元気を貰える様な物語が好きです。





まいは西の魔女ことおばあちゃんが大好きなのですが、このおばあちゃんは英国人で、魔女修行を受けた正真正銘の魔女でした。

魔女というのはぶれない心を持った意志の強い人で、1度決めた事は最後までやり通す、そういう人を指します。

作中でまいはおばあちゃんから、魔女になる為の精神を鍛える為には先ず、早寝早起きする事を勧められます。

まいは「そんな簡単な事で、」と反論するのですが、そんな簡単な事がそう簡単に出来ない人もいる訳で。

作中のまいも夜は2〜3時まで起きている、というキャラクターだったので、何と無く自分と比べてしまいました。

魔女になる為に必要な事は早寝早起き、と言われたら、私には全く出来る気がしません。

簡単な様で難しい…。

人間は誰だって面倒な事は、やりたくありません。

…そう思わない人こそが魔女、自分の心を制御出来るから魔女なんだ、と思います。

***

今までやっていた事が出来なくなったり、例えば何の差し支えも無く通っていた学校へも急に明日から行く気が無くなったり、という経験をした事がある方もいると思います。

まいはそういう中で、おばあちゃんの家での静養を勧められてひと月余りを過ごす訳ですが、その中でやっぱりまいは決して怠け者という訳では無い、と思います。

おばあちゃんから「ずっとここにいたいならいても良い」と言われた後のまいの台詞が、単に楽な方向を選んでいる訳では無いまいの性格を表している、と思います。

おばあちゃんはとても優しくて、甘やかしている訳では無いのですが、楽に生きる事に罪悪感を持たなくて良いという事に関しても語っています。

「その時々で決めたらどうですか。自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮(はす)の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」(P.162)

この台詞はいつ読んでも、暖かいです。

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この物語は、特に最後の3ページは読むと涙が溢れます…。

私はそうそう感動して泣いたりしない方なのですが、特に愛情という気持ちに感動する事はそうそう無いのですが、『西の魔女が死んだ』は違います。

読んでどう思うか、は人それぞれです。それまで生きて来た人生や経験値、考え方が違う為、感想は一口には語れないと思います。

日本児童文学者協会新人賞、新美南吉児童文学賞、小学館文学賞受賞作。

賞を受賞した作品は読まない、読む気が無いという方にもお勧めしたい作品です。





「そうね、何が幸せかっていうことは、その人によって違いますから。まいも、何がまいを幸せにするのか、探していかなければなりませんね」

きみにしか聞こえない/乙一/角川スニーカー文庫



私にはケイタイがない。友達が、いないから。でも本当は憧れてる。いつも友達とつながっている、幸福なクラスメイトたちに。「私はひとりぼっちなんだ」と確信する冬の日、とりとめなく空想をめぐらせていた、その時。美しい音が私の心に流れだした。それは世界のどこかで、私と同じさみしさを抱える少年からのSOSだった……。(「Calling You」)
誰にもある一瞬の切実な想いを鮮やかに切りとる“切なさの達人”乙一。表題作のほか、2編を収録した珠玉の短編集。

***

先ずは表題作、「Calling You」について。

主人公に対して苛立ちを感じる人間もいるでしょうし、共感を感じる人もいる。

主人公のリョウという少女は、私にとっては共感出来るタイプのキャラクターでした。

リョウの身の回りで起こる事、思考の型、学校での立ち位置が痛い程に良く解ります(でも、まだ頭の中からメロディーが流れて来た事はありません)。

自分では精一杯生きているし、それなのに何故周囲とこんなにも温度差があるのか解らない。

だから、電話を掛けて来たシンヤみたいな理解者の存在はこの上無く愛しくて大切に思えて、絶対に失いたくない、失う訳には行かない……という悲愴な気持ちが伝わって来ました。

1人でいる人は、1人に慣れてはいるものの独りぼっちは悲しいと思うだろう…と私は思います。

人間が1人になった時の辛さが良く解るから、距離に関係無く誰かと繋がる携帯電話を求めるのだと思います。

この物語は少しばかり古い…というか現代の携帯電話が進化する速度が早いのかもしれませんが、この物語が書かれた当時に一般的だった平面で小さいタイプの携帯電話が登場します。折り畳み式とかスライド式が無かった頃の物語です。

それでも、頭の中にある携帯電話からメロディーが流れ出し、実際に知らない人に繋がった、という設定は昔と変わらず色褪せていないと思います。

漫画版もそれぞれ別の本を2冊持っていますが、そちらは原作には無い場面や台詞が多く、それはそれで大好きです。

ドラマCDも友人に聴かせて貰いましたが、聴いている間は自分の傷口を自分で割って塩を塗り込んでいる様な心境になり、聴き終えた後は傷口から塩を洗い流して手当した様な心境になりました。

解り辛いですね、済みません。

***

『傷−KIZ/KIDS−』は人の傷を自分の身体に移動させたり、他人の身体に移動させたり出来る少年・アサトとそのアサトを気に掛ける主人公の物語でした。

映画化もしましたね。

アサトの身体に傷が移動すると、その傷が出来た時に受けた心の傷までがアサトに移動する様に思えて、読んでいて胸が痛かったです。

『華歌』は恋人を事故で失った“私”と、病院の雑木林で見つけた1輪の花の物語です。

角川スニーカーらしからぬ物語で、また最後に大ドンデン返しがある物語だとも思っています。

事故に因って受けた絶望が、花の歌う歌に因って少しずつ和らいで行く、というベタな構成かもしれませんが、“私”の内面の苦悩とか葛藤とか、最後には生きて行く為の道筋を見つけたりとか、今、苦しんで生きている人に生きる為のヒントをくれる物語だとも思っています。タイトルの『華歌』ですが、花が歌う“鼻歌”と掛けているという事に再読してから漸く気が付きました。

読んでいると塞がった筈の傷口がまた痛くなる様な時もある短編集ですが、それでも本当に辛くなった時はまた読みたくなる短編集です。

どの物語も、乙一さんらしい、思い付きそうでそうそう思い付かない設定が白眉です。





「人に笑われるのはつらいよね。でも、きみのそれは欠陥なんかじゃない。まわりに、本心のない言葉が多すぎるんだ」

咲き残りの秋桜、沙羅双樹の花の色に似たり。

こんにちは、彼方です(・v・)

今日は母と、自然に親しむ為に出掛けて来ました。

とは言え、行き先は隣の市です(笑)

朝、母からメールが来たのですよね。

母「彼方、昨夜ちゃんと寝た?○○高原行かない?」

私「沢山寝たけど…○○高原に何しに行くの?」←メール打ちながら母に頼まれたネックレスを高速作業で製作中

母「コスモスでも、まだ咲いてないかな〜と思って」

私「うーん、私、着て行く服が無いというか(作業したいというか←本音)」

母「着て行く服なんて、どうでも良いでしょ!行くよ!」

察してよ!(爆)

ちなみに母はこの時スーパーの駐車場で、開店を待っていたらしい…特売日でした。

母がスーパーから帰宅するまでにダッシュでネックレスを仕上げ、渡したら大喜びでした…「友達も欲しいって言うかも〜」と(汗)

早速付けて外出するとの事で、本当に首に提げていました。

***

高原は直ぐそこでした。

近過ぎる程、近いのですよね…。

着いて直ぐにお昼ご飯を食べました。

牛肉のチャーシューが載った、高原味噌ラーメンでした♪

しかし地元産の牛肉じゃない、という辺りが笑える\(^o^)/

地産の牛肉を使えばもっと人気出るだろうに…。

美味しかったですけどね。

沸き上がるベジタリアンの感情は、知らない振りをしました…(;゜∀゜)

最近タンパク質を殆ど摂取していないし、ここらで食べるに限る。

画像は撮影を忘れました…(汗)

***

そして、コスモスを見ました(*´∀`*)

迷路の様にコスモスが植えられているのですが、盛りを過ぎてほぼ散りかけでしたorz;

まだ蕾もあるのですが、背の高いコスモスの根本が枯れていて、風情はありましたが…一面のコスモス畑は撮影出来ないな、と。

思わず「諸行無常だね」と呟いてしまいました。



一応撮影したのがこちらです。

可愛いなぁ、ピンクのコスモス。

***

コスモスだけ見に来た筈が、野外ステージでインディーズのバンドが歌っていたり、楽天大会に出たらしいチアガールが技を披露していたりしました。

チアガール達は小柄なのに、如何にも体力を蓄えていそうな体型で…出る所の出た女性らしい、それでいて手足の長いすらりとした方々ばかりで…。

高校生かな〜、若いって良いなぁ(*´`*)なんて思っていたら、

司会者「は〜い、5〜6年生の演技をご覧頂きました〜♪拍手をお願いしま〜す!」





コケましたorz;;;

な、何て大人なお子さん達なんだ…小柄な筈だよ!!

コケた弾みにキノコなんかを見つけてしまいました…。

***

その後は近くの牧場へ。

羊がいました。



羊と言えば私の仕事仲間ですが、本物を見たのは初めてでした(゜゜)

この子がたまたま大型なのか、羊って大きい生き物なのかは解りませんが、かなり大きい羊さんでした。

兎も沢山いて、その中の1匹の名前の札に“ウサオ君”と。

…ネーミングセンスがうちの妹並だと思いました(笑)

ちなみに羊はアトムという名前でした。何故羊がアトム…?

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を捻って名付けたとか?





私「ここジンギスカン出してるみたいだけど、私には食べられないわ(´;ω;`)」

母「クマ牧場で熊肉売ってるみたいなものだよねw」

私「そうそう…水族館のレストランでシーフードパスタが出るとか、クラゲサラダが出るとか(;´`)」

シュールだなぁ、牧場(笑)

しかし、レストランの中で、美味しそうに肉(赤黒い色…何の肉だか解らない肉)を網で焼いて食べている方が多くて驚きました(汗)

私が甘ったれなだけ?

***

丘の上まで来たら、牛が放牧されていて、まるでスイスの様な光景でした♪



本当は一面にジャージー牛がいましたが、カメラに入り切らず…。

でも、とても美しい景色でした(*´∇`)

小さい悩みなんか、忘れてしまいそうでしたね。

自然って良いなぁ\(^ー^)/

良いリフレッシュになりました。

たまには動物も良いですね@・ェ・@めぇ

おっとり押し問答。

こんばんは、彼方です(*´`)ノ

今日はお買い物日記です♪

***

今日は手芸屋さんへ行って来ました。

作業ばかりしてないで、たまにはリフレッシュしなきゃならないな〜…と思い、材料の仕入れをしに隣県に…あれ、それじゃリフレッシュにならないかも(汗)

取り合えず、母に運転を頼んで出掛けました(;´∀`)

店内でスエードを探しましたが、やはりまだ見当たらず…。

前回来た時にリリアンマフラーという毛糸を買い、渡された編み図と参考作品が全く違う形状だったので、参考作品の編み図を請求させて頂いていました。

名前を名乗ってくれたら編み図を渡せる、と言われましたが…前回の店員さんはいなくて。

カウンターの店員さんに斯く斯く然々、事情を説明しました。

店員さん「でもねぇ、あの作品の編み図はこれなんですよ〜。捻れてるから編み図と違って見えてるだけじゃないですか?」

私「どんなに捻れても、あの編み図ではこうはならないです。目を拾って行けばこんな感じの(参考作品を手で摘んで表現しました)編み地になります」

店員さん「3目ずつ拾えばこうなりますよ〜」

私「なりませんて^^;100%、あの編み図ではこういう形状の物にはならないんです。このタイプの糸は結構編みましたから、解るというか…」

店員さん「でもあの作品の編み図はこれなんですよね」

私「…私も色々調べましたが、こちらの系列の手芸屋さんは手芸教室をされていますよね?講師の先生が編まれた作品だと、編み図は無いかもしれない、と人に聞きました」

店員さん「確かに教室をやっていますが…この作品は毛糸屋さんから来た物なんです(困)」

Σ(οдО;)ぬぁに―――?!!

じゃ、じゃあモデル作品編む方が編み方を間違えたという事?!(爆)

いやいや、モデル作品を検品する人が毛糸メーカーにいる筈だし…

とかぐるぐる考えていたら、店員さんはハッとして、カウンターの奥から編み掛けの作品を出して来ました。

編み図通りに編まれた、リリアンマフラーでした。店員さんも編んでいたらしいです。

私「…ほら、形が全く違いますよね?ちゃんと3目ずつ拾って段にして行くと、参考作品の形にはならないんです。どんなに捻れても、参考作品みたいにはなっていませんよね?でも、参考作品の方が可愛いから、私は参考作品を編みたいんです」

店員さん「…解りました、連休明けになりますがメーカーに訊いてみます(`・ω・)!お名前とお電話番号を書いて頂けますか?」

書きました。

私「私、隣の県から来ているもので…電話が来ても直ぐには来られなくて…(汗)」

店員さん「編み方が解れば電話で説明しますよ〜^^」

そうだなぁ、それで解るよね!

と思い、納得してまた1玉リリアンマフラーを買いました。手芸屋製。



いやに若い服(年相応ですよ〜、多分…)を着て行ったから、こんなガキに編物なんか解らねーべとか思われたんだろーか…(汗)

実際は15分程押し問答していましたね。

母からは「良い服着てるな〜、どこで買ったの?」と好評でしたが…。

話し方も良くない。

渋い大人の女性の様に、自信満々に艶のあるアルトでてきぱき話したいですが、どうにも私は自信の無い若い子みたいなおどおど口調で…。

艶のあるアルト、そろそろ出る様にならないかな…憧れなのだけど(溜息)

『巷説百物語』のおぎん姐さんみたいな声が本当に素敵だと思います。

「編物初めてなんですぅ〜、簡単な作品ってこれですかぁ〜(*σωσ)?」みたいな細い口調は止めたい\(^o^)/

かと言って、祖父に怒鳴るみたいに声をあらげる訳にも行かず、おっっっとりと押し問答でした。疲れた(笑)

***



ネックレスのキットです。処分品のコーナーで見つけました。手芸屋製。

妹にネックレスでも作ろうかな、と思いまして…。

ハードロックが好きみたいですが、ノニのサプリメント買って貰ったし、何かジーンズも買ってくれたらしく…。

御礼になると良いなぁ。

***



ヘンプです。手芸屋製。

母からヘンプのネックレスを誉められ、作ってくれと言われた為、少し購入。

ヘンプって刺繍糸と比べると高いなぁ…。

***



そして、そのヘンプのネックレスに使おうと思って購入した、ビーズです。

ナチュラルなウッドビーズは絶対役立ちます。

ヘンプアクセなんてほぼ作った事が無いけれど、色々な経験上、あればこれは必ず役立つ。

***

他に買いたい物がありましたが、グッと堪えました。

今日は10%オフのサービスデーで、私は7%オフの会員カードもあったので、かなりお安く買えました♪

編み図、早く解らないかなぁ…。

大まかに解るから、余計に気になる。

多分私は答えを知っている。

当たりかどうかを確かめたい、というだけの話です(*´∇`)

楽しみですね。

竜 巻 が 直 撃 し ま し た。

こんばんは、彼方です(*´∇`)

今日の事は書かなければならないだろうな、と思ってました。

実は我が家は本日…



竜巻が直撃



しました\(^o^)/

全国ニュースになってしまったらしく、竜巻が来てからかなり早い内に福岡の知人(住所も解る)が「何か彼方が住んでる辺り、突風吹いたらしいけど大丈夫なん?」と連絡を下さって。

「大丈夫です」と答えた時の私はまだ被害状況を知らなくて。

自宅に物凄い風がぶつかった事は把握していました。

只、台風の風はどんなに強くてもビュー!とかゴー!なのに対して、あの時はドカーン!!!と何度も音がしましたが。

戦車が大砲を撃ち込んでいるみたいな音でした。

しかし、自宅は私が考えていたより、遙かに造りが立派だった様で(;´`)

2階のトイレの窓がガーッと開いてしまいましたが、別にそれだけでした。

近所はガラスは割れるわ、瓦は飛ぶわ…彼方さんちは港まで歩いて3分程ですが、5トン級の漁船はひっくり返ってるわ…えらい騒ぎでした。

「船がひっくり返ってる」と聞いた時は、「あぁ、釣り舟(2〜3名で釣る時に乗る舟)かな」とぼんやり思ったのに、普通に業務用の漁船でした(゜゜;)

す、凄かったんだ…ていうか、私の家、案外強かったんだ…(笑)

やがてハッと我に返り、あぁ妹に連絡入れなくちゃ、心配してるかも…と思い、メールしました。

私「突風(?)で全国ニュースになっちゃったみたいだけど、うちは無事だからね〜♪」

妹「そうなの?今、学校だからテレビ見てない(´Д`)」

私「夜にニュース観てみなよ。港で漁船ひっくり返っちゃうし、かなり凄い騒ぎだよ〜><」

妹「Σやばっ、漁船がひっくり返る?!」

みたいな会話を暫し…。

近所(酒屋さん。地域でも偉い立場のお家。祖母と仲良し)のおうちの前にリポーターとカメラマン、後は消防団員がごった返していました。

酒屋さんはガラスが割れて、そのお向かいの雑貨屋さんは瓦が飛んじゃって、近所の73歳のお爺さん(身体が不自由な方です)はガラスで負傷、

祭典の時に踊りを教えてくれるおばちゃんはYahoo!の映像ニュースでインタビューに応じているし、中学生になった時に指定制服を販売してくれる呉服屋さんのおばちゃんは新聞に大きく載ってしまうし…。

ゴミの日にゴミを出しに行く小さな小屋も倒れました。

そこに祖母が来て…。

祖母「今日、ばーちゃん死ぬ所だった」

私「(いつも言ってる台詞じゃん…)何かあったの´Д`?」

祖母「今日、お父さん(私の父)の月命日だから、8時頃お寺に行ったんだけど…」

私「Σ(ガタッ)?!!ば、ばーちゃん!!何でそんな危ない事するの!!」

竜巻直撃は8時25分、自宅からお寺までは…私の足なら15分という所でしょうか。

うちを出る時は雨がぽつんと落ちて来たかな〜、程度だったらしく、これなら大丈夫だと思ったらしくてお寺に向かったらしいです。

そして、お墓に行ってお花を供え、最近亡くなった近所の方のお墓にもお花を供え、前に供えていたお花を新聞紙に包んで持ち帰ろうとするも、新聞紙はずぶ濡れで全然包めず。

風も強くなるし、帰ろうと思って歩いて来て、港の前を通ろうとするも風が強くて身体が前に進めず。

仕方無い、と思って違うルートを歩き、自宅の近所まで来た辺りで雨と風が、

ガ――――――ッ!!!

と来たそうで。

滝の中を歩いているかの様な感覚で、どうやって自宅まで辿り着いたのか解らない状態で、何とか帰って来たそうです。

危うく物言わぬ帰還になる所でしたが、無事生還しました。

お年寄りは強いなぁ(*´`)

不思議な事に、傘は折れていませんでした。でもバッグはずぶ濡れで、干してありました。

そして「月命日だから」という理由で、こんな時でもわざわざお勤めをしに来て下さる和尚さん(笑)

お坊さんも強いなぁ。

被害に遭った話を聞くと、そう広い範囲ではありませんでしたね。

そこに自宅が含まれていた事にびっくりです。

現に、自宅から徒歩5〜6分の位置にある畑は、1本の花が倒れる事も無く…平和そのものでした。

夜になって、相方からかなり久々にメールが来て。

相方も心配してくれたのかな?

相方「添付した画像の3文字め、何て読むの?」

…見ると、ローマ字の筆記体。。

どんな前振りだぁぁぁ凸(゜Д゜#)!!

と思いましたが、相方は竜巻の件を知りませんでした。

妹は夜になってからYahoo!ニュースを観てくれたそうで、メールが来ました。

妹「踊りの先生、すげえ訛ってるww字幕付いてんだけどwww」

次の日、勤務先でそれを患者に話したら大ウケされたそうです(笑)

生きてると色々ありますね。

深夜に地震も来ましたが、震度3でしたし…。

小さな町がYahoo!ニュースに載るだなんて、本当にびっくりでした。

大きい被害が無かった事が幸いです。婆ちゃんも無事生還したし。

危うく死者・行方不明者1名になる所でした…そう話したら、本人は爆笑してましたが。

どんな自虐ネタだよ(笑)

80歳過ぎた年寄りは身体張ってT.M.Rごっこしなくて良いの!それは西川君に任せて置けよ!





心配して下さった方々、ありがとうございました♪
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