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ドイツ軍のブロイアー総監は17日、ウクライナへの侵攻で損失を被ったロシア軍が兵力を再編すれば5〜8年で北大西洋条約機構(NATO)加盟国を攻撃できる可能性があるとの認識を示した。「われわれは2029年までに準備しなければならない」と強調した。ロイター通信が18日報じた。
ブロイアー氏はポーランドで記者団に「攻撃されるとは言わないが、可能性はある。私たちが見据えるのは5〜8年後の脅威だ」と述べた。「ロシアは大量の軍需品を生産しているが、全てを前線に投入しているわけではない」と指摘した。
ロシアのプーチン大統領は昨年12月、軍人を最大17万人増員して132万人に増やす大統領令に署名した。米国は、ロシアが中国や北朝鮮、イランとの結び付きを通じて兵器生産を強化していると警戒している。(共同)